2018年8月

落ちこぼれた女子レスリング

アジア大会で日本のメダルラッシュが続いている。水泳、バドミントン、ソフトボールなどが盛り上がっている。一方で、期待外れだったのが女子レスリングだ。日本のお家芸とまで言われた女子レスリングが金メダルゼロに終わった。でも吉田沙保里と伊調馨が不在だった所為ではない。彼女らの後継者は確実に育っていた。その後継者らの金メダル獲得は確実視されていた。だが、結果として金メダルはゼロだった。何故女子レスリングは結果を出せなかったのだろうか。協会は栄前監督の不在が原因ではないと言っているが、巷では栄前監督が不在だった為という説が有力だ。確かに栄前監督は女子選手の技術指導や精神的な掌握にも長けていた。では、もしアジア大会で栄が監督に復帰したらどうなっていたのだろうかと考えた。結果は変わらず金メダルゼロに終わったと思う。栄による伊調への執拗なパワハラと谷岡志学館学長の品性極まりの無い会見を見て、栄と志学館を慕う選手たちは、内部から湧き出る力が枯渇してしまったに違いない。簡単に言うとモチベーションが落ちてしまったということだ。今後東京五輪に向けて強い女子レスリングを立て直すには、技を磨くことではない。選手の傷ついた心を修復することこそ第一になすべきことだと思う。

0 コメント

足が地に着いた研究

スパゲッティを完璧に2つに折る方法をMITの研究者が発見したとのこと。何とも暇な研究だと思ったが、そうでもなさそうだ。スパゲッティを両手で持って2つに折ろうとすると、どうしても3つ以上に割れてしまう。これが科学者たちにとって長年の課題だったとのこと。ノーベル物理学賞を受賞したある科学者も3つ以上に折れてしまう理由が分からなかった。その後2006年に仏の物理学者が、2つに折れた後にたわみが戻る過程で波が起こり、それにより更に折れることを発見した。この研究でイグノーベル賞を受賞した。MITの学生の研究はそれを引き継いだもの。270度のひねりを加えると完全に2つに折れることを発見。この角度がたわみ戻りの波を小さくするようだ。他愛のない研究のようだが、続きがある。スパゲッティのような壊れやすい物体に、亀裂がどのように生じて広がっていくかを理解するのに役立つ。例えば、橋梁の劣化崩壊や人間の骨折などだ。身近な他愛ない事象の研究が、世の中の役に立つのは素晴らしい。まさに足が地に着いた研究と言えそうだ。

0 コメント

ブーメランの使い手

ブーメランが飛び交っている。舞台は政界から協会へと移りつつある。ブーメランと言っても、あのオーストラリアのアボリジニが狩猟や儀式などに使っていたものではない。他人への批判が自分自身にも当てはまり、増幅された批判が自分に跳ね返ってくることだ。このとき批判した人物は大概そのことに気づいていないのが特徴だ。ブーメランの大御所は嘗ての民主党だろう。辻元清美や蓮舫はブーメランの女王と言われた。民主党から分かれた立憲民主党の枝野も国民民主党の玉木もブーメランの使い手だ。それを見習ったのか最近ではスポーツ協会が賑やかだ。パワハラ問題で、伊調を非難した谷岡学長が非難の的になった。今日同じようなことが体操界で起こったことが報道された。日本体操協会は、速見コーチが宮川選手に暴力をふるったとして、コーチの登録を抹消した。それについて宮川選手が単独で記者会見に臨んだ。コーチを信頼しているので処分を軽減してほしい旨と、協会から無理やりコーチを引き離そうとするパワハラを受けたことを告白した。それを受け協会専務理事の会見が行われたが、シドロモドロで実態を把握していない。事実も確かめず塚原女子強化本部長と塚原副会長の言葉を鵜呑みにしてコーチを処分してしまったようだ。体操の宮川選手は、アメフト暴力事件の宮川選手と同じように出来事を生々しく詳細に語り信憑性は高い。期せずして、両宮川選手によってスポーツ組織トップの体質が暴露されつつあるようだ。

0 コメント

辛いもの大好き

誰もが信じている医学の常識に実は科学的な根拠が無く、盲目的に信じ込まされているものもある。例えば、総コレステロール値。適正域は220mg/dl未満で、240mg/dl以上が高コレステロール血症とされている。でも適正域の人よりも240mg/dlの人の方が長生きしているというデータがある。最近、死亡リスクに関係する生活習慣を統計的に比較する研究が盛んになってきた。カナダ・人口保険研究所が「減塩こそ健康のもと」との定説を覆した。世界17か国の男女10万人の食塩摂取量と過去4年間の死亡率の関連を調べた。その結果、1日12.5gが最も死亡率が低く、WHOが推奨している1日5gよりも死亡率が約45%も低くかったとのこと。自然塩と化学塩とを分けて研究すれば、より良い情報が得られるに違いない。北京大学は辛さと死亡リスクについて約50万人、7年間の追跡調査を行った。その結果、週3~7回辛い食事を摂る人の死亡リスクは週1回未満の人より14%低かったという。辛み成分のカプサイシンが血管を拡張して体を温め、代謝を促進するかららしい。普段からカミサンに、辛いものを摂り過ぎると、食道や胃腸がやられるので良くないと言われる。だが、摂り過ぎの人の方が長生きするという事実を見つけた。自分は辛いものが大好物。明日からは、大手を振って辛いものに程々に挑戦してみようと思う。

0 コメント

内向的な守銭奴なのか

日本女子ゴルフツアーの来季の雲行きが怪しくなってきた。ツアー数が大幅に減るかもしれない。発端は日本女子プロゴルフ協会LPGAが主催者側に放映権料を納めろと突然言い出したこと。これまでの大会は、冠企業が金を出し、テレビ局、広告代理店と共同で主催者となって行われてきた。LPGAは大会を公認し役員を派遣するだけの存在だった。だから、放映権など存在しなかった。そのLPGAが「公認するから冠企業たちはLPGAに放映権を払え」と突然言い出したのだから、冠企業たちはカチンときた。当然の話だと思う。交渉は宙に浮いてしまった。だから、来季のツアーはまだ決まらない。LPGAの最大の問題点は、何事につけ一方的な通達しか出さないことだ。その心は読みようがない。読めるのは、金集めの魂胆だけ。LPGAが女子ゴルフ隆盛のため、これこれのことをしたいので資金が必要だと主張すれば、納得する人もいるはず。そのプロセスが無い。このブログ「真逆なプロゴルフ協会」にも書いたが、LPGAは優秀な海外選手の出場を拒絶する方向で進んでいる。その理由も未表明のままだ。一体、小林浩美会長は何を目指しているのだろうか。このままではツアー数が激減し女子ゴルフも廃れてしまう。会長が内向的な守銭奴に見えてきた。

0 コメント

eスポーツが五輪種目に?

米国のeスポーツ大会で銃乱射事件が発生し多数の死傷者が出たとのニュース。またまた銃乱射事件かと思ったが、そもそも「eスポーツ」って聞きなれない言葉だ。何だろうかと思い調べてみた。「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ」の略。パソコン、スマホを使って優劣を競う対戦型コンピューターゲームのことのようだ。一昔前から子供たちがゲーム機を通して格闘技などで優劣を競っていたあのゲームと同じだ。ただ、その規模が大きくなり大会場の大画面で多くの聴衆を集めて戦う大会に発展している。賞金総額は100億円を超え、ユーザー数が1億人もいるという。米国の乱射事件の犯人は前年度優勝者だというから、もう狂気の世界だ。そのeスポーツを五輪競技に加える検討をIOCが始めている。今開かれているアジア大会で、eスポーツは公開競技になり日本も選手を送り込んでいる。東京五輪の前哨戦として成功すれば、公式競技に格上げされるかもしれない。五輪の商業化も、これ極まれりという感じだ。でも思う。果たして「eスポーツ」はスポーツなのだろうかと。WHOは、やり過ぎで日常生活に支障が出るゲーム依存を「ゲーム障害」として国際疾病分類に明記する予定だ。IOCはeスポーツを取り込み精神疾患を増殖しようとの狙いなのだろうか。全く理解不能。

0 コメント

もし総裁選が無ければ

菅官房長官が「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」と異例な発言をした。特に携帯大手3社はイギリスに較べ倍以上高いと指摘した。常々スマホ料金は高いと思っていたが、料金制度が複雑で理解の範疇を超えている。携帯大手3社の営業利益は約2.5兆円で日本企業のトップ10に入っている。結果として「スマホ料金は高く、携帯大手3社はぼろ儲けしている」と誰しも思う。3年前に安倍首相が当時の高市総務相に「携帯料金を下げるよう」指示した。でも総務省は料金制度を理解出来ず迷走。結果として、携帯大手3社の料金引き下げは出来なかったが、格安会社の設立を認めお茶を濁した。それを引き継いだ野田は携帯大手3社の料金引き下げには取り組まなかった。一方で、野田の総裁選出馬の可能性もある。今回の菅の発言は、野田の総裁選不出馬と安倍支持を見返りにしたものだと考えると合点がゆく。まさにガッテンだ。安倍は明日総裁選出馬表明するという。地方に重点を置くという。まさに石破潰しだ。総裁選とは関係なく、常日頃から真に国民生活を考えた政策論議は出来ないものなのだろうかと、情けなくなるほどつくづく思う。

0 コメント

台風の当たり年だから

台風シーズンはまだ終わっていないが、今年ほど台風に翻弄された年は無かったのではないかと思う。7月上旬に倉敷市吉備町を襲った台風7号は、日本に上陸しなかったものの梅雨前線を刺激し未曽有の被害をもたらし、未だに復旧出来ないままでいる。その後、7月17日の台風9号が現れて以来、今日まで38日間も台風が天気図に表示され続ける日が続いている。これまでに日本列島に接近した台風は8つで、そのうち12号、15号、20号の3個が日本に上陸した。台風12号は特に異例だった。日本周辺で逆「の」の字を書いた。今までにない進路を進み、各地に想定外の被害をもたらした。台風20号は、猛烈な雨と風を伴い、四国、近畿に被害をもたらし、強風圏は日本全土を覆った。通常であれば、関西に上陸した台風により、関東圏で強風が吹くことは殆ど無い。如何に大型台風であったかが実感出来る。世界を見ると、欧州では日本以上の猛暑が続き、米国では乾燥による大規模な山火事が発生し、北極海では氷が溶けている。本当に人為的な温暖化の所為なのだろうか。自分は産業革命由来の温暖化などとは思っていない。自然の神様の気まぐれだと思う。人間に出来ることは「現実の困難に対処することだけ」だ。そのうち寒冷化になり、新たな対策が求められる事態が発生し人類が右往左往するのは目に見えているのだが。

0 コメント

新しい体重計

たった1日で体重が3kgも減った。断食を始めた訳ではない。まさか、悪い病かという思いが一瞬頭を過ぎった。でも、原因はすぐ分かった。体重計が壊れたのだ。もう20年近くお世話になった。体重計も相当草臥れたのだろう。早速体重計を買うことにした。調べてみると、最近の体重計にはこれもかと思うほど、色々な機能が付いている。今まで通り、体重と体脂肪率があれば良いのだが、汎用品でも最低7つの測定項目が表示されるようになっている。今日新しいタニタの体重計が届いた。身長、性別、年齢をセットし、乗ってみた。体重から始まりBMI、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢が順に表示される。自分の筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢の数値を見たのはこれが初めてだ。意外と筋肉が付いているな、内臓脂肪も思ったほど高くはないな、基礎代謝量もそこそこだなと安心した。中でも注目したのが体内年齢だ。何と72歳になる自分の体内年齢は57歳だった。普段から自分の肉体年齢は50代後半と思っていたから、ドンピシャなのだが、数値でハッキリ表示されると、何だか本当に50代後半なのだという自信が湧いてきた。当分は数値の変化を注視していこうと思う。

0 コメント

障害者の雇用機会を奪う官公庁

中央省庁が障害者雇用を水増していた問題が、官公庁に拡大している。財務省や経産省などの7省だけでなく、都道府県でも10県に達している。障害者雇用促進法は、障害者の雇用の均等な機会及び待遇の確保と職業生活において自立することが出来るための措置を講ずることによって、障害者の職業の安定を図ることを目的としている。雇用率は、国・地方公共団体に2.5%、民間企業には2.2%以上とされている。障害者雇用推進者を選任し、毎年厚労大臣に報告することを義務付けている。しかも、民間企業に対しては、法定雇用率を達成している事業主に対して障害者雇用調整金を支給し、達成していない事業主から障害者雇用納付金を徴収するというアメとムチを使い分けている。ところが、官公庁に対しては、アメとムチが課されていない。ただ厚労省へ雇用者数を報告するだけ。民間企業は経営と障害者雇用の両立を図らなければならないが、官公庁は税金で飯を食っているだけなのに障害者を雇用しない。しない理由が分からない。しかも雇用数をチョロまかす。障害者を率先的に雇用すべき官公庁が、障害者の雇用機会を奪っている。厚労省は徹底的に究明すべきだ。いや、厚労省もさほど信用は置けない。罰則を課すか、オンブズマン制度を導入するしか道は無さそうだ。困ったものだと思う。

0 コメント

頓珍漢な高野連会長

第100回高校野球大会は、大阪桐蔭が金足農高を13対2で下し幕を閉じた。大阪桐蔭は見事に春夏連覇を果たした。元々強いとはいえ、想像を絶するプレッシャーを克服して優勝したことに敬意を表したい。一方吉田投手を擁する金足農高の活躍には目を見張るものがあった。金足農高はユニークだ。大会を通じてナイン以外の補欠選手を使わなかった。特に吉田投手は秋田大会も一人で投げ切り、甲子園でも1回戦からの6試合で計881球を投げ切った。吉田投手の球筋を秋田県の高校野球強化プロジェクトが分析している。吉田投手のストレートはホップする。横に曲がらず上に伸びる。打者から見ると、通常の直球よりも2~3個伸びる感じだという。そのホップ度はプロ選手を上回るというから、高校生に打てる球ではない。しかし、その豪速球を5試合連続で投げていたのだから、自分は決勝の対大阪桐蔭戦ではヘバリが来るものと思っていた。案の定来た。その結果が2-13だと思う。公立高校には十分な野球部員が集まらない。少数精鋭で臨むしかないという状況も理解出来る。問題は、金足農高への評価だ。評価は、評価する人の立場によって違ってくる。我々一般庶民は金足農高の活躍に感動する。吉田投手の功績を褒め称える。でも、高野連会長の立場は違うはず。高校野球を如何に継続的に発展・育成させるかが務めだ。その八田高野連会長が閉会式で「吉田投手を他の選手が盛り立て全員が一丸となる姿は高校野球のお手本です」と評した。違う。全く違う。吉田投手はこの過酷な連投で、今後の選手生命を絶たれるかもしれない。逸材を育てるのではなく、逸材を葬り去ってしまうのが時代遅れの高野連だ。

0 コメント

マンション管理士の在り方

東京都が老朽化マンションの建て替えを促進するため、容積率を緩和する制度を来年度に創設するとのニュース。自分がマンション管理士の資格を取ったのが13年前の2005年のこと。当時はまだマンション管理士の存在自体があまり認知されていなかった。マンション管理相談会にも何度か参加して、マンション住民の悩み事を聴いたことがある。当時から大きな問題はマンションの老朽化だった。容積率が緩和出来れば、増築部分を売って建て替え費用が捻出出来ることは分かっていた。しかし、法規改正の壁は厚かった。住民に負担の無い解決法は見つからなかった。マンション管理士会の幹部とマンション管理士の在り方について議論したことがある。幹部は専門学校の講師やマンションの顧問に滑り込ませることに重点を置いていた。一方自分は、マンション住民の悩みを解決するため、行政に働きかけ法改正を目指すべきだと主張した。その具体策の一つが容積率の緩和だった。でも無力なため断念した。あれから13年が過ぎた。容積率が緩和して老朽化マンションに救いの手が差し伸べられるのはとても良い事だと思う。一方で、容積率を制限する要因は何だろうかとも思う。単にお上の匙加減一つで決まってしまう特権なのかと思うと、やたらと腹が立ってくるのも事実だ。

0 コメント

反省も謝罪も出来ない人種

富田林署の面会室から逃走した容疑者が未だに捕まらず1週間が過ぎた。大阪の住民は不安を強いられている。面会室ドアブザーが鳴らないように放置されていた。接見終了を確認する警官が不在だった。弁護士は接見終了後に警官に伝えることになっていたが、容疑者に「自分が伝える」と言われて、そのまま帰ってしまった。逃走が発覚したのが2時間後、警察署が富田林市に報告したのが16時間後。警察は連日3000人態勢で行方を追っているが、犯人情報を小出しにするので市民の真面な協力が得られない。惨憺たる状況だ。警察の大チョンボと言える。チョンボと言うよりは、箍が緩みまくっていると言うべきだろう。事前の予防策も酷いが、事後の対応も酷い。まるで世田谷一家殺人事件の事後対応と同じだ。犯人に関する情報を小出しにするから、有力な目撃情報が得られない。失敗が教訓になっていない。一方、警察と同じくらい責任があるのが弁護士だ。弁護士が帰るときにルール通り警官に声をかけていれば、このような事態には陥らなかった。だが、未だに弁護士からの謝罪は無い。日本弁護士連合会も知らん顔している。本来であれば、日弁連も真っ先に謝罪すべきもの。どうやら弁護士とは、己の過ちについては反省も謝罪も出来ない人種のようだ。

0 コメント

見識が問われる総裁選

次期総裁選に向け既に議員の7割を確保した安倍総裁が未だに立候補を表明しない。安倍は石破元幹事長との論戦を避けるよう取り巻きに指示を出しているという。告示日である来月7日まで出馬表明しないとの噂も出ている。一方、石破は憲法改正や経済政策、国会運営などについて論戦を挑む戦略とのこと。だが、安倍は石破の呼びかけに応じる気配は無い。このまま時が過ぎれば討論もなく総裁が決まってしまう。自民党総裁イコール首相だから、無言のままで日本国の首相が決まるということだ。全く異常だ。と言うより安倍は姑息だ。自民党員だけでなく全国民をバカにしている。安倍政権になってから官邸主導で秘密裏に事が運ぶことが多過ぎる。モリカケ問題も説明責任を果たさず逃げてしまった。総裁選も逃げ恥作戦を採っている。さて、バカにされた自民党員はどのように判断するのだろうか。進次郎は安倍に対し口を噤むのだろうか。安倍と自民党員と進次郎の見識が問われている。

0 コメント

現在と過去の引き算の結果

アイスなどが販売中止になるほどの猛暑が続いていたが、今日は一休みだ。温度は30度以下、湿度も30%以下、極めて快適だ。週一の日課(週課?)にしているゴルフの練習に行ってきた。しっかり打てば薄っすら汗は出てくるが、すぐに蒸発してしまう。服が体に纏わりつかずサラサラとして高原気分。家のフローリングもストッパー効果が無くなり、スリッパがローラースケートのように滑らかに運ぶ。朝起きた時のパジャマと体のベタツキが無い。夜中の寝苦しさも無く一度も目が覚めずグッすりと眠れた。朝からポジティブな気持ちになれた。快適そのものなのだが、こう思った。この快適さを感じたということは、過酷な猛暑を体験したからこそなのかもしれないと。そう考えると、猛暑も然程悪者でもないという感じがする。もし、猛暑ではなかったら、どう感じるだろうか。少しは過ごし易くなったと感じる程度で、喜びは小さいはずだ。なんだか人生と似ていると思えてきた。幸せって何だろうと。幸せと感じるのは、現在と過去の引き算の結果だと思う。プラスであれば幸せに感じ、マイナスであれば不幸と思う。人の幸福度は加減乗除ではなく、引き算だけで表されるのかと思った次第。

0 コメント

ローカーボなの、ロカボなの?

ロカボが流行っている。我が家でも白米の量を少し減らすようになった。効果は良くわからないが、体重は2kg程度減った。これに味を占め最近は玄米も少し混ぜるようにしている。ロカボとはlow-carbohydrate低炭水化物の略。それならばローカーボの方が正しいのではと思っていた。low-carbohydrateなのだから、炭水化物の摂取を減らしましょうということになる。そうすると炭水化物を減らせば良いと思うようになる。ところが食・楽・健康協会はそれが間違いだと指摘している。極端な炭水化物制限は寧ろ体に毒になる。炭水化物は糖質と食物繊維とからなっている。単に炭水化物を減らすのではなく、食物繊維を同時に摂ることを推奨している。協会はローカーボと区別して、食物繊維を同時に摂ることをロカボと呼んでいる。つまり、炭水化物は減らすのではなく、選べと言う。全麦パンと食パンとでは、同じ炭水化物でもまったく別物だ。糖質は人間の体で分解出来るグルコースを元に作られているが、食物繊維は分解出来ないセルロースを元に作られている。糖質がブドウ糖として血液中に取り込まれる際に、食物繊維がそれを妨げる。その結果血糖値が急激に上がらず、過剰のインシュリンが放出されず脂肪が蓄積されないことになる。食物繊維を多く含むものは、玄米や全麦パン、サツマイモ、レーズンなど。一方少ないものは、白米、精白小麦パンやパスタ、じゃがいもなど。おやおや、栄養教室のおさらいになってしまったようだ。

0 コメント

捜索ボランティア

周防大島で12日から行方不明になっていた2歳の男の子が、3日目の今朝無事に保護された。たった100mしかない帰省先の曽祖父の家に戻る途中で行方が分からなくなった。13日も14日も捜索隊は約160人態勢で近くのため池や水路や空き家を捜索したが、手掛かりは見つからなかった。母親は懸命に無線で呼びかけた。海上保安署も巡視艇を出し海上を捜索した。でも見つからない。15日の朝、大分県から来た78歳の捜索ボランティアが捜索に加わり、何と捜索開始20分後に男の子を発見したとのこと。発見場所は家から700m離れた山の中の沢。水と木陰が幼い命を守ったようだ。78歳の捜索ボランティアの男性は「人間っていうのは下に下りるよりも上に上がる方が好きだから、今から山側を重点的にやる」と捜索を始めたとのこと。捜索隊は「2歳の子供だから近くにいる」という思い込みがあったのだろう。でも78歳の捜索ボランティアは「人間は上に上がる方が好き」という人間心理を基にしていた。きっと、子供の気持ちにもなり切れる78歳なのだろう。いま我が家に3歳の孫が遊びに来ている。この孫よりも小さい2歳なのかと思うと、無事見つかったことが奇跡に思えてくる。何より良かったと思う。

0 コメント

スクスクと育つ孫たち

今日は6人の孫たちが我が家に泊りがけで遊びに来る日だ。真っ先に到着したのが小学4年の男の子。今までは父親の運転で家族一緒に来ていたが、朝になって「一人で行きたい」と言い出したという。電車を乗り継いで「初めてのお使い」気分だ。最寄りの駅に着いたら我が家に電話をすることになっていた。だが、定刻を過ぎても電話が来ない。さては、電車を間違えたか、電話するのを忘れたかと心配になった。定刻から10分ほど過ぎてから「あと1分で着くよ」との電話。駅から我が家まで5分はかかる。「あと1分」との電話で益々心配になった。ところが、電話が切れた途端に我が家の門から「着いたよ」と、元気な声がした。あとで聞いたら、ジジババを驚かそうと思ってわざと我が家の前まで来て電話をしたとのこと。孫はジジババが思うほど幼くはなく、立派にスクスクと育っていた。孫たちはiPadが好きだ。今までは6人の取り合いになっていたが、今日は自分たちでルールを決めて、順番を抜かされ泣き出す子もなく楽しんでいた。iPadの使い方など教えたことなどないのだが、小学4年の男の子は独自で新しいアプリをダウンロードしたり、削除したりiPadを自由自在に扱っていた。孫たちはこの種の電子機器を感覚的に使いこなす。孫たちの成長の早さにも驚いたが、同時にスティーブ・ジョブズの偉大さにも感銘を覚えた。

0 コメント

日焼けの是非

夏になれば日焼け止めが必須。そう考えるようになったのは年を取ってからだ。でも若い頃は、如何に綺麗に小麦色に日焼けするかを競っていた。当時のコパトーンは時代の先を行く若者のステイタスというか憧れだった。だが、時代は変わった。日焼けは皮膚がんを誘発する悪者になった。だから日焼けさせないことが常識だ。日焼け一つを取っても考え方が随分変わったと思う。ところが、更にその先を行く考え方が現れたようだ。日焼け止め薬が傷ついたDNAを修復し、皮膚がんを抑える効果があるという。その原料を化粧品で有名なエスティローダーが秘かに提供しているらしい。科学的な話になる。元来全ての生物はDNAを修復する酵素を体内で合成する能力が備わっていたが、ある時点から哺乳類にはその能力が無くなってしまったとのこと。DNA修復酵素であるフォトリアーゼはプランクトンや藻類などから抽出するようだ。現在フォトリアーゼは日焼け止め薬に含有された状態で販売されている。米食品医薬品局FDAが薬品として認可を与えなかったからだ。FDAは予防医療よりも治療目的の治験に力を入れている為だという。予防医療を軽く見るのはおかしな考えだと思う。

0 コメント

被害者は従業員

無借金経営の優等生だった大塚家具が落日を迎えている。一代で大塚家具を築き上げた父と、ニュービジネスモデルへの変更を目指す娘が経営権を巡って繰り広げられたバトルが3年前。高級路線の継続を志向する父が負け、ニトリに毛の生えた中級路線を目指す娘が勝った。父は社外に放出されたが匠大塚を設立し高級路線を継続。一方娘の思惑は外れ赤字経営が続いている。現預金は、3年前の115億円から18億円まで減少。有価証券も切り売りを続け、71億円から27億円にまで減った。まるでタコが己の足を食べて食い繋いでいるのと全く同じ。大塚家具の身売り交渉が進んでいる。何故落日を迎えてしまったのだろう。理由は色々ある。高級家具そのものの需要が減少している。売れ行き好調の安いニトリに較べ中級品は中途半端過ぎる。高級という看板を外してしまったから上客からは見限られ、ニトリ志向の一般客は見向きもしない。父娘喧嘩がブランドイメージを大幅に悪化させた。もし客が今の大塚家具の家具を買えば、友人たちから「何で」という白い目で見られてしまう。諸悪の根源は、派手な父娘喧嘩にあったと思う。意見が対立しても、父と娘が手を合わせ高級路線の生き残り策を模索すれば、これほどまでの経営悪化には陥らなかったに違いない。被害者は顧客ではない。従業員こそ真の被害者だ。罪深い父娘喧嘩だと思う。

0 コメント

正直、公正な政治家などいない

石破元幹事長が自民党総裁選への立候補を正式に表明した。総裁選のキャッチコピーは「正直、公正、石破茂」。何か変だ。議員の7割以上を制した安倍と戦うために相手の弱点を突こうとする意図はよく分かる。でも、安倍に対し「正直、公正」と旗を揚げるということは「安倍は不正直だし私利私欲に溺れている」ということをアピールしているに過ぎない。地方票の取り込みを狙っただけで主義主張や政策の中身が無い。こんなことで勝てるとでも思っているのだろうか。結果として、このキャッチコピーが石破の地方票を減らすことになるに違いない。総裁選を戦うには、まず政策だ。第一に政策の違いを際立たせることに尽きる。政策に新鮮味や希望があれば、人は嫌でもついてくるものだ。更に人間としての信頼性が認められれば鬼に金棒となる。しかし、残念ながら、石破にはパッとした政策も無いのが致命的だ。自分は石破を好きではないが、安倍よりはマシと思っている。だから石破を貶している訳ではない。もっと頑張ってほしいと思うからこそ、厳しい言葉で声援を送っている。そもそも、政治家が「正直、公正」とアピールすることには違和感があり過ぎる。この言葉は必ずブーメランとして返ってくる。結局、石破の戦術ミスであえなく敗退となりそうだ。

0 コメント

もう大人に任せておけない!

腐った社会を若者が建て直す国もあるようだ。バングラデシュだ。アジアの在留邦人がブログで伝えている。この国の腐り方は日本よりも少し酷い。バングラデシュでは腐敗政治が続き、首都ダッカでは停電、交通渋滞が名物の一つになっている。中高生が立ち上がり交通問題を解決したとのこと。きっかけは、バスの無免許で乱暴な運転により学生の死亡事故が発生したことに学生たちが怒り始めたこと。学生たちは抗議の道路封鎖。その事故報告の記者会見で運輸大臣が「よくあること」とニコッと笑った。それが発火点になった。中高生による道路封鎖でダッカ中が交通マヒに陥った。この運動は全国に広がり殆どの学校は休校状態。ここからが違う。「もう大人に任せておけない!」 と立ち上がった子供たちが道路に飛び出し、交通整理と通行する車の車検や運転手の運転免許の確認を始めた。警察も軍も出来なかった緊急車両用道路を確保し、救急車を通せるようにし、人力車用、乗用車用にレーンを分け、更に順番を並んで待たせるという仕事をやってのけたという。今までまかり通っていた賄賂で整備不良車両と無免許運転も激減した。ところが、中高生らを弾圧する勢力が出現した。でも、今度は中高生を助ける大学生らが立ち上がったとのこと。日本でも、国会会期中に中高生による生の討議が出来るとよい。きっと議員らは、自分たちが如何につまらないことに時間を浪費していたかを気付かされることだろう。

0 コメント

米国の番犬と飼い犬

グテーレス氏が国連事務総長として初めて長崎の平和祈念式典に参列し演説を行った。要旨は「核保有国は核兵器の近代化のため巨額をつぎ込んでいる。世界中の人道援助に必要な金額のおよそ80倍にあたる。核兵器禁止条約が国連で採択されたが、核軍縮は止まったままだ。核保有国には核軍縮をリードする特別の責任がある」で、最後に「この長崎を核兵器による惨害で苦しんだ地球最後の場所にしよう」と結んだ。素晴らしい演説だと思う。特に「核保有国には核軍縮をリードする特別の責任がある」と言い切ったところがグテーレス国連事務総長の凄さだと思う。いまトランプ政権は核兵器禁止条約に背を向けて「使える核」の開発を目指している。しかも、国連拠出金の大きな部分を占める米国が拠出金を大幅に減らした状況にある。そのトランプに対し、強い抗議のメッセージを込めたのだから。一方我が国の首相は、相変わらず屁理屈を捏ねて核兵器禁止条約に賛成しない。しかも演説内容はコピペそのもの。被爆者に寄り添う姿も月と鼈だった。米国の番犬と飼い犬の違いがもろに現れた長崎の式典だった。いやいや、犬ではなく人格・志の違いからくるものだろう。

0 コメント

組織は頭から腐る

よくもま~、次から次へと腐ったトップの醜態が明らかになるものだと思う。伊調選手のパワハラ問題では、コーチだけでなく協会トップの常識の無さが浮き彫りになった。日大アメフト暴力事件では、監督もさることながら日大のガバナンスの無さが明らかになった。ボクシングでは山根会長の補助金不正疑惑を発端に、協会が山根一人に牛耳られていることが判明した。スポーツ界だけではない。モリカケ問題や官邸のやりたい放題も全く同根に見える。東京五輪組織委員会も利権塗れで物事が動いている。東京医科大では受験合格者が理事長の一存で決められていた。大企業の経営も同じ。信越化学は未だに金川会長にお伺いを立てなければ決済が出来ないし、キヤノンには御手洗会長が居座り続けている。これら全てに共通して言えることは「過去の成功に胡坐をかいて、今や悪臭を放っている」ということだ。善い人がいつも善い人であるとは限らない。悪い人がいつも悪いことをする訳ではない。でも善い人が悪い人になったら、それを咎めることの出来る組織・システムでなくてはならないのだが。西洋に「魚は頭から腐る」という諺がある。どうやら「組織は頭から腐る」という競争で日本は先頭を走っているようだ。

0 コメント

五輪にサマータイムは不要

猛暑が世界中を襲っている。中部地方では連日39度以上が続いている。オランダでは、高速道路のアスファルトが溶け出し、フランスでは放流する冷却排水が高温になるため原子炉が停止された。米国では山火事が鎮火する気配を見せない。その反動で、猛暑に悪乗りしてつけ刃的な対策案が噴出している。日本では東京五輪の酷暑対策が検討されているが、何とサマータイムの導入を言い出した。数か月間だけ2時間繰り上げる方向で検討に入ったとのこと。サマータイム導入のメリットは省エネ効果のほか、余暇の充実、健康増進、観光振興、犯罪の防止など数々ある。しかし一方でデメリットもある。最大の問題は切り替え時の混乱だろう。サマータイム導入は「2年後に2か月間だけ」という気軽に出来る代物ではない。5~6年かけてじっくりと詳細を詰めなければ大混乱を起こすことになる。なんともはや、五輪委員会は能天気な連中の集まりであることが証明された。東京五輪は、競技時間だけを2時間前倒しするだけで済む。サマータイム導入などと大仰な事を言って、全国を混乱に巻き込むべきではない。一方欧州では、地球温暖化がやり玉に挙げられ運動が活発化しているという。でも、地球科学界では、いま地球は小寒冷化に向かっているという説が有力だ。一時的な猛暑を盾に温暖化を煽らずに、今こそ冷静な科学的な議論が必要だと思う。

0 コメント

私立医科大の在り方

文科省幹部の息子の裏口入学が発覚し、東京医科大のパンドラの箱が開いてしまったようだ。東京医科大への支援事業選定で便宜を図った見返りに、息子の点数に加算させ合格させてもらったことが賄賂にあたるとされ、元幹部が逮捕された。 大学に入試の公平性確保を指示する立場の文科省幹部が、その地位を悪用して息子を「裏口入学」させたのだから何をか言わんやだ。開いた口が塞がらない。でも、問題はもっと大きな所にあった。最高責任者の理事長が長期にわたり入試不正を指揮していたという。3浪と女子には不利になるよう操作していた。女性差別問題に発展した。パンドラの箱は大きい。同様な操作が他大学でも行われていることが発覚しつつある。日本全体の入試疑惑・女性差別問題へと発展している。これらは全て犯罪行為だから処罰されるべきだが、自分はこう思う。ことの発端は、見かけの公平性を装ったことにあると思う。公立には絶対的な公平性が求められるが、私立には独自の入試システムがあってもよいはずだ。入試案内書に「男女別の定員を明記、浪人は受験不可、寄付金による特別枠あり」と明記するのも一つの方法だと思う。拠り所は建学精神だから、公平性を問われることは無いはずだ。金持ちの愚息が入学しても、出来が悪ければ国家試験の壁に阻まれ卒業することは出来ない。むしろ大学側は得た寄付金で教育の充実化がはかれる。裏で隠れてやるから問題になる。特別枠生も名前を公表して扱えば更に公平だ。但しそれに耐えられる特別枠生がいればの話だが。

0 コメント

変わらない高野連

第100回記念となる甲子園高校野球が始まった。先日、三重県代表白山高校の女性部長が視察時にバッターボックスに立って素振りをし、高野連から注意を受けた。やっと女性マネージャーのグランド入りが認められるようになったが、高校野球ではまだまだ女性差別が続いている。今年は猛暑対策として水が配られ給水タイムも設置された。だが、猛暑の炎天の下でエライさんの挨拶が相変わらず延々と続いた。猛暑対策がポーズであることが見え見えだ。先日「高校野球の原点」に球数制限を導入すべきと書いたが、猛暑の中で投手は多い球数を強いられている。松井秀喜が始球式に登場した。力んでショートワンバンし頭を抱えた。後で「僕がピッチャーになれなかった訳が分かった」とコメント。一服の清涼剤だ。初日の第3試合は慶応対中越。3-2で慶応がサヨナラ勝ちし、勝利の校歌斉唱で帽子をとった。何と全員長髪なのだ。高校球児が長髪とは珍しい。森林監督は新チーム結成直後、ナインに「日本の高校野球を変える。長髪でも勝てることを証明しよう」と語りかけたという。負けた中越の選手は心のどこかで「長髪のチームには負けたくない」という気持ちが出ると言う。慶応ナインは「長髪だからといって、規律が緩い訳ではない」と言い切る。更に「風潮を変えたい。高校野球の旧態依然のイメージを払拭したい」と声を揃える。慶応を応援したくなった。頑張れ慶応高校。

0 コメント

ダブル・アンガールズ

今日のニュースは田中と山根で持ち切りだ。日大アメフト暴力事件で田中英寿理事長が初めて公式にHPで謝罪し、告発状を受けた山根明日本ボクシング連盟会長がテレビ生出演で猛反論した。遅きに失した田中と早や気に走った山根が好対照だ。行動は対照的だが、素行は酷似している。人間性として仕訳ければ権力を振りかざす同族と言えるだろう。山根は今春から日大客員教授に就任したというから、同族の枠を超え一家族と言うべきかもしれない。ネットでは新アンガールズと呼ばれているとか。アンガールズとは、田中卓志と山根良顕のお笑いコンビ。コンビ名の由来は、二人ともナヨナヨしていて女っぽいので田中がガールズと名付けようとしたが山根が反対し、否定を意味するアンを付けたとのこと。アンガールズのボケ役は山根で、ツッコミは田中。しかし、日大コンビは、ボケ役が田中で、ツッコミが山根。なんともはや、日大コンビの新アンガールズは当分の間茶の間の話題を席捲しそうな勢いだ。

0 コメント

ターニングポイントなのに

モリカケ疑惑で「カラスは白い」と言い張った安倍首相が、今度は「カラスは透明だから、その存在を証明出来ない」と言い出した。赤坂自民亭が大炎上し、さればステルス戦術だということらしい。いま安倍は三選対策のまっ最中。公邸に自民党無派閥議員を招きランチ会合を開いたり、地元の山口県議と懇談したが、官邸は公表していない。公表していないということは、そのような事実は無かったということでもある。通常であれば、事務方が非公式に記者側に伝えることになっている。だが、事務方が伝えないということは、安倍が事務方に内緒にしたのか、事務方にかん口令をしいたかだ。一強になると、情報操作は思いのままになる。国民にとって、事務方に内緒にしたのであれば、危険度は30%程度であるが、かん口令をしいたのであれば90%を超えることになる。安倍一強は、政治を強力に進めるには頼もしい。だが半面、その使い方次第では国民の脅威になる。自分は、安倍が「カラスは透明だ」と言い出したことが危険に落ち込むターニングポイントだと感じる。「カラスは透明だ」と言い張ることは、ヒットラーを類推させる。安倍は変質している。三選は絶対阻止させるべきだと思う。だが、石破は役不足。進次郎たちの若手は育っていない。自民に自浄作用は期待出来ない。残るは自民の地方議員とサポーターだけ。一縷の望みを託すしかない。残念無念。

0 コメント

真逆なプロゴルフ協会

日本のプロゴルフ協会の運営方針は、男子も女子も抜本的な欠陥を抱えているようだ。男子では海外で活躍する松山選手に足を引っ張るような制裁金を科し、活躍の場を国内に縛ろうとした。本来であれば、日本人選手が海外に進出出来るよう援助するのが当然であるのに。女子では海外の有名選手が国内トーナメントに参加出来ないように規約を改正(改悪)した。日本女子プロゴルフ協会は来年からQTの出場資格を「LPGA会員」のみと改正した。これまでは非会員でもQT受験が可能で、上位に入ればツアー出場が可能だった。今後海外選手はプロテストに合格するか、ツアーで優勝して入会資格を得るしか方法が無くなる。一言で言えば韓国選手の締め出しだ。QTとは、ツアートーナメントの出場権をかけたクォリファイングトーナメントのこと。「真の実力者を発掘する為、広く門戸を広げておりますので、我こそは実力があるという方、未来のスターとなるべく第一歩を踏み出してみませんか?」との謳い文句の逆を行っている。韓国の女子選手は米国でもトップクラスの実力を持っている。二流選手が来ても日本のトップクラスになる。そういう選手が参加出来なくなるのだから、日本女子ツアーの質が落ちるようになるのは自明の理。本来協会は、優秀な海外選手を招き日本の実力を上げるのが務めのはず。あと10年も経てば女子ツアーなどに誰も興味が無くなってしまうに違いない。協会は一体何を考えているのだろうか。全く理解不能。

0 コメント

夏の夜の思い出

西の空には宵の明星、南東の空には最大接近の火星、そして両者の天秤の支点となる位置にあるアークトゥルス。夏の夜空は以外と寂しい。明るい星の数が少ない。夜の7時半から8時半のこと。アークトゥルスはマイナス1等星だから、まるで夜空を支配しているように見える。そのアークトゥルスが支点になり、宵の明星は西の空に傾き、話題の巨大火星が東の空から登ってきた。この夏の夜空を背景に我が街の花火が打ち上がった。四畳ほどの我が家のベランダにテーブルと椅子を持ち出し、夜空のスペクタクルを鑑賞する前に細やかなディナー。夜風というよりは夕風が快い。そして花火大会の開始を待った。多少蚊に食われたものの花火大会が始まった。ほぼ1時間。真下で観るほど迫力は無いが、花火を観るには特等席。何と言ってもアルコールも付いているし、ホステスではないがカミサンと義母も侍っている。最後の豪華な花火と共に花火大会は終了したが、その時、宵の明星も西の空から姿を消していた。まるで、宵の明星が花火大会を引き連れ、去って行ったような気持ちがした。年老いてからの、夏の夜のひと時の思い出となった。

0 コメント