31日 5月 2023
早朝6時半頃、スマホがけたたましく鳴った。起きて確認するとJアラートだ。北朝鮮が沖縄県方面に人工衛星打ち上げと称してミサイルを発射した模様とのこと。NHKテレビは通常番組からJアラート関係に切り替わった。丈夫な建物に避難してくださいとかを繰り返し、延々と同じ内容を放送し続けた。すでに日本上空を通過したか、落下したかの状況下でも、同じ内容を放送し続けたのだ。全く無意味な内容を垂れ流し続けたのだ。緊急地震速報が発表された時も同じだ。すでに地震が起きてしまっていても、注意を呼び掛け続ける。震度3程度で被害が無い状況でも、各地の震度を延々と伝え続ける。NHKは本当に危機意識があるのだろうかと腹立たしくなる。NHKのルールか国のルールかは知らないが、危険を強調するほど、平常さを感じさせる。まことに準官僚気質の極みだと思う。これでは本当に危機が迫った時の対処は出来ないに違いない。この分野でもNHKの改革が必要だ。
30日 5月 2023
日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが経営統合することで基本合意したと発表した。日野自動車はトヨタの傘下で、三菱ふそうトラック・バスは独ダイムラートラックの傘下だ。日野自動車はデータ改ざんの名門で、国交省から型式指定の取消し処分を受け、未だにトラックを製造出来ない状況にある。一方の三菱ふそうトラック・バスは、大規模なリコール隠し事件を起しただけでなく、トラックの大型タイヤ脱落事故を起こし、世間に恐怖を与えた過去がある。しかも、両社に共通するのは、会社絡みの犯罪であったことだ。改ざん・リコール隠しが社風だったのだ。その2社が経営統合するというのだから驚いた。敵の敵は味方という諺がある。ひょっとすると、トヨタとダイムラートラックのトップは、改ざんには改ざんを持ってすれば、改ざん無しとでも考えたのかもしれない。まッそんなことは無いだろうが、両者間で騙しあいが始まるのは、見に見えている。さて、どんなトラックが生まれるのやら。
29日 5月 2023
マグネシウムと言うと、高校時代の化学の授業を思い出す。文系の高校生は、化学への馴染みが薄い。まるで外国語を覚える感じだ。だから、殆どの生徒は化学を嫌いになる。当然の事だと思う。自分は化学を生業としてきたが、高校2年で化学を習い始めた時は、MgはMという元素とgという元素からなる物質だと思っていたほど、化学が苦手だった。そのマグネシウムが今脚光を浴びている。マグネシウムは、健康でハッピーに生きていくために体が必要とするミネラルの一つだ。心臓の健康を守る、生理痛を和らげる、筋肉機能がアップする、骨の健康を支える、炎症を抑える、不安やうつを軽減する、血糖値を調節する、睡眠の質を改善する、胃酸の逆流や胸焼けを緩和する等々、八面六臂の活躍だ。一方工業材料としても期待されている。物質・材料研究機構はマグネシウム金属電池を空気中で製造する技術を開発した。マグネシウム電池は現行のリチウムイオン電池よりもエネルギー密度を高められると期待されている。その安価な製造方法開発したのだ。近い将来、電池はリチウムではなくマグネシウムと呼ばれ、時代の寵児になるかもしれない。
28日 5月 2023
自、公、立、維、国が「群雄割拠の時代に」と指摘したが、あえて共産を除いた。それには理由がある。共産の凋落ぶりが著しく、近い将来共産は社民と同様に日本政治への影響力が限りなくゼロになると思ったからだ。党員数は50万人(1990年)から27万人(2020年)と半減し、1980年に355万部あった赤旗の部数は3分の1以下に減った。さらに一昨年の総選挙で衆議院は12議席を10議席に、昨年の参議院選挙は改選6議席を4議席に減らした。かつて2000年には49人いた国会議員数は、今や21人しかいないのだ。その凋落の原因は何なのだろう。間違いなく、不破哲三と志位和夫が40年以上も絶対権力を持って党を牛耳ってきたからだ。共産はヒエラルキーそのもの。下部の意見は通らない。先日も、京都に強固な共産党支持層を作り上げ、その手腕から「京都に鈴木あり」と畏敬の念を持つ鈴木が、志位委員長の辞任を求めたため除名された。「シン・日本共産党宣言」で、党首公選制を主張したベテラン党員も除名された。そうかと言って、志位には共産を建て直す手立てが無い。不破・志位体制が続く限り凋落は続いていく。
27日 5月 2023
永久保存すべき重大少年事件などの裁判記録を廃棄してしまったことに関する調査結果を最高裁が公表した。永久的に保存される「特別保存」の指定は家裁所長が決定するが、所長に相談も無く機械的に廃棄されていたという。どうやら裁判所には、裁判が終われば記録は不要との風土があったとのこと。最高裁が「特別保存記録の膨大化の防止策」を全国の地家裁に出したことも廃棄を増長させた。全国的に記録庫が満杯なことも影響したようだ。重大事件の裁判記録は、社会の有りようや、ひずみを映すものであり、国民の財産とも言える。結局、最高裁の裁判記録に関する見識が欠落していたということだ。今後は、裁判記録を公文書館に移し、公文書管理の専門家が廃棄の可否を判断するよう改めるとしている。やっと諸外国並みに管理が出来るようになるかもしれない。でも、最高裁は当てにならない。だから「かもしれない」で文を結ぶことになる。
26日 5月 2023
衆院本会議場の壇上で、れいわ新選組の櫛渕共同代表が「与党も野党も茶番!」と書かれた紙を掲げた行為に対し懲罰動議が可決された。鈴木財務大臣に対する不信任決議案の採択が行なわれた時だ。れいわ新選組は、防衛費倍増、安保三文書法案、老朽原発稼働延長などが、十分な論戦も無いまま可決されてきたことに対し、十分な議論をするよう終始訴えてきた。真面な議論をしない野党のアリバイ作りの不信任案提出に対しれいわ新選組は「与党も野党も茶番」と批難した訳だ。この行為に対し、自民・公明・立憲・維新・国民の与野党5党が国会の品位を汚すとして懲罰動議を提出した。しかし、この行為は懲罰の対象になるべきものだろうか。れいわ新選組の主張は正しい。与野党5党は真面な議論をしなかったことを真摯に反省すべきだ。では「与党も野党も茶番」の紙は国会の品位を汚すものなのだろうか。国会では、これまでろくな議論もせず、議員たちがプラカードを持って議長を攻撃するのが慣例になっていた。それを実行していたのは与野党5党だ。どの口で批難が出来るのだろう。与野党5党は、国会の品位よりも、国会での論戦を重視すべきだと思う。
25日 5月 2023
日本女子プロゴルフ選手の成長が目覚ましい。有力選手は米国ツアーに進出したが、残された若手選手がその穴を補う以上に活躍している。ところが、女子プロゴルフのスポンサーの撤退が相次いでいる。10年続いていた先日のほけんの窓口レディースはRKB×三井松島レディスに大会名が変わった。GMOインターネット・レディースは一昨年に姿を消した。ニッポンハムレディスクラシックは日ハムが辞退し、楽天スーパーレディースの楽天も辞退を検討しているという。原因は、小林浩美会長が金儲けのため推し進める女子ツアー改革だ。放映をテレビから有料ネットに切り替えている。でもオジサンたちはお金を払ってでもネットで見ようとはしない。テレビ放映が激減したから女子プロゴルフ熱が冷めるのは当然だ。数年前まで2~3億円で開催できた女子大会だったが、今は人気だからと倍以上の金をスポンサーに要求している。でもコストパフォーマンスが合わないから、スポンサーが撤退するのは当たり前だ。挙げ句の果て、協会の累積赤字は5億円に達している。小林会長は、改革の趣旨を若手の育成と環境整備だと言っていたはず。でも、若手の成長という踏み台が既にあって、儲けるために改革したが、女子プロゴルフ熱を冷やしている。これでは更なる若手の育成と環境整備は望めない。スポーツの醍醐味はLIVEだ。しかも無料でだ。自分は、LIVEのテレビ放映を望んでいる。殆どのオジサンはそう思っているはずだ。女子プロゴルフ熱を維持するためには、どうする、小林JLPGA会長。
24日 5月 2023
公明党が、東京では自民党の候補者に推薦を出さない方針だと表明した。小選挙区が10増10減になり、公明党は選挙区の数が5つ増える東京で積極的に候補者を擁立する構えだった。ところが、10減するのは地方の自民だから、自民は公明の要求を突っぱねた。公明は擁立を断念したが、報復として自民を推薦しないことにした。恐らく、これは東京だけのケースではなく、全国的に広がるに違いない。今まで公明は殆どの政策で自民の言いなりだった。以前の公明の平和主義は泥にまみれてしまった。連立の価値は無くなっている。公明は自民の一亜流のまま進めば、支持率は下がる一方だ。しかも、維新が野党第1党になるというよりは、公明に替わり自民の亜流になろうとしている。まさに正念場だ。でももし、公明の協力が得られなければ、自民は50~60議席を減らすと言われている。自民も弱体化するのだ。一方野党も混乱している。泉立民代表は次期衆院選では共産との選挙協力を否定した。玉木国民代表は、芳野連合会長から立民との候補者調整を要求されたが拒否をした。政界は群雄割拠の時代に突入いようとしている。政治が正常化するのか、はたまた更なる混乱を迎えるのか。論戦が篩いになることを期待したい。
23日 5月 2023
ヤクルト1000が爆売れだ。スーパーの棚にY1000があるのを殆ど見たことがない。Y1000の効能は、ストレスを和らげる、睡眠の質を高める、腸内環境を改善する、を謳っている。これほど売れるのだから、それなりの効能はあるのだろう。Y1000についての話ではないが、カリフォルニア大学の研究グループが「今日何を食べたいのか」は腸内細菌が操っているという事実を発見したと報告している。人間の行動は脳がコントロールしていると思っていたが、必ずしもそうではないようだ。人の消化管には1000種以上の腸内細菌が生息していて、腸内細菌は人が摂取した食べ物からエネルギーを得て生きている。腸内細菌は、それと引き換えに消化を助けたり、悪玉の腸内細菌を退治したりして体調を整えてくれる。腸内細菌同士は猛烈な生存競争をしており、己が勝つ残るため人の食べ物に対する欲求にも影響を与えているとのこと。結局、腸内細菌が食べたい物を脳に伝え、あたかも脳が自ら選択したような形で、食事をしているということになる。「腹に相談する」という言い方がある。空腹の程度に合わせた量の食事を摂るという意味だが、今後は「腸内細菌の仰せのままに」メニューを選ぶのが一般的になるかもしれない。
22日 5月 2023
会社の同期会が日比谷の焼肉トラジで開かれた。昔の同期会は、まずは乾杯で始まったが、今日は献杯から。53年前に入社した同期の数は減りつつある。一昨年、コロナ禍で病院をたらい回しされた同期が敗血症で亡くなった。コロナ禍でさえなければ、もっと長生き出来たと思え残念でならない。同期会は黙祷から始まった。そして献杯。同期は全員80歳に近い。はじめはこの歳で焼肉かと思った。ところが、意外と好評だ。メニューを見る目が輝いていた。幹事の力量に感心した。我々同期にとって、日比谷は特別な地だ。初任配置は板橋だが、本社は日比谷にあったからだ。同期は日比谷の地と焼肉を満喫したようだ。更にこの日比谷は自分にとっても特別な地なのだ。日比谷の本社に5年間通った。当時はバルブ最盛期の時代で、交際費を使わないと怒られた。だから銀座のクラブに週一は通ったものだ。それは余談だが、自分の長男が本社の入る東京ミッドタウン日比谷の実施設計をした。しかも、隣の三信ビルには自分が出向した会社の営業部あり、時々お邪魔した。三信ビルは文化財として、取り壊しすべきかを問われていたビルだ。結果として取り壊されたのだが、先日長男から地下に三信ビルの遺構を偲ばせる地下通路があると知らされた。勿論、それを目指した。少し似ていた。そして時間ギリギリで同期会に間に合った。