31日 8月 2022
東京五輪組織委員会の高橋元理事が受託収賄容疑で逮捕された事件が波紋を広げている。今度は、AOKI会長が森元首相に200万円を贈ったと供述した。森元首相は否認しているが、事実はその内明らかになる。ひょっとすると、逮捕されるかもしれない。きれい事を言っていた五輪が汚職まみれになってきた。五輪のイメージが汚いものになってきた。昨年の東京大会には国内スポンサー68社が参加した。スポンサーたちは、今どう思っているのだろう。スポンサーたちは「自分たちが払ったお金はどのように使われたのだろうか」と思うだろう。「二度と協力などするものか」と思っているかもしれない。札幌市は2030年冬季五輪の招致を目指している。でも、札幌市民は開催に後ろ向きだ。しかし、山下JOC会長は招致撤退を否定した。秋元札幌市長は来月中旬、IOC本部を訪れバッハ会長と会談する方向で調整している。2030年の冬季五輪の開催都市は、12月の理事会で候補地を一本化し来年5月から6月に行われる総会で正式決定する見通しとのこと。自分は、札幌市民と同様に五輪誘致に反対だ。さて、如何にすれば阻止出来るのだろうか。
30日 8月 2022
スシローが今度はマグロだ。お騒がせが続いている。昨年の秋から冬にかけて「濃厚うに包み」や「冬の味覚!豪華かにづくし」などのメニューでは、約600店舗の9割が提供できない期間があったにもかかわらず、CMを続けていたとして批判が殺到。いわゆる「おとり広告」だ。今年の6月に、消費者庁から再発防止を求める措置命令が出された。だが、その直後の7月には「ビール半額」セールを実施したが、実際には定価で販売していたことが発覚。再度の「おとり広告」で、客足が途絶えガラガラ状態が続いているという。ところが、今度はマグロ偽装疑惑だ。スシローはテレビCMで、一般的な回転寿司店ではキハダマグロを使用しているところが多いのに対し、同店では味が濃厚でキハダより仕入れ値が約1.2倍高いというメバチマグロのみを使用していると、アピールしていた。味に肥えた業界関係者がスシローのお客さま相談窓口に問い合わせたところ、鉄火巻にはメバチマグロが使用されているとの回答。それでも納得出来ない関係者はDNAを調べメバチマグロではなくキハダマグロであることを突き止めた。スシローは、キハダマグロ7割、メバチマグロ3割であることをとうとう白状した。スシローは図体が大きくなり過ぎた。大男総身に知恵が回りかね、ということか。
28日 8月 2022
薬は毒物だ。手術は人工的な大怪我だ。だから、薬も手術も基本的に避けるべきものだ。週刊女性PRIMEに、病気になっても医師が避ける「飲まない5つの薬」と「受けない4つの手術」が載っている。病気になっても飲まない薬は、抗生物質、風邪薬、睡眠薬、コレステロールの薬、糖尿病の薬だ。抗生物質が必要なのは、重症の肺炎などの細菌感染を起こしたときだけ。副作用として腸内環境を破壊する。風邪薬は麻薬と同じ成分が入っているので薬物依存症になり易い。睡眠薬も薬物依存症になり易い。LDLコレステロールの値を下げるスタチン系の薬を飲むのは避けた方が良い。LDLコレステロールは悪玉コレステロールと呼ばれているが、胆汁酸やホルモン、ビタミンDなどの大事な原料になるからだ。インスリンを分泌し易くするSU剤は、強い空腹感で肥満になったり、長期使用で膵臓をボロボロにさせる。一方、病気になっても受けない手術は、食道がんの手術、膵臓がんの手術、心臓弁膜症の手術、難聴の手術だ。全てに該当しなければ良いのだが、残念ながら数ヶ月前からスタチン系の薬の服用を始めた。2百数十あったLDLが劇的に90まで下がった。少し様子を見て、これ以上下がるようであれば、飲むのを止めようと思う。
27日 8月 2022
森元首相の胸像作りが進んでいるという。発起人代表は、御手洗キヤノン会長で森ファミリーの一員だ。胸像を置く場所は、まだ決まっていないとは言うものの、神宮外苑地区の再開発に伴って建て替えられる新秩父宮ラグビー場のラグビーミュージアムの中が確実視されている。再開発の費用は500億円を超えるが、入札のカギを握っているのは、AOKIから賄賂を受け取り逮捕された高橋元理事だという。利権まみれの森ファミリーが蠢いていると言われている。森元首相は己の胸像に執着しているようだ。何故胸像に拘るのだろうか。森は小渕が急逝して、急遽密談で後継首相に指名された。首相としての実績も殆ど無い。だから、せめて胸像だけでも残したいとでも思っているのだろう。本人が存命中の胸像を見て喜ぶ人はいるのだろうか。本人以外にいそうもない。「こうなってはいけない」と戒めのレガシーになるに違いない。そう言えば、原健三郎元衆院議長は議員在職50年を超え、史上3人目の名誉議員称号資格者となり、尾崎行雄や三木武夫のように、国会議事堂内に胸像を建てることに固持したが、財政難で叶わなかった。もし建てていれば、何かに着け尾崎や三木と較べられ、せせら笑いされるに違いない。
26日 8月 2022
政治家と旧統一教会とのズブズブな関係が日々明らかになりつつある。とうとう切羽詰まって、自民党は党所属国会議員に対し、旧統一教会との関係を点検し、9月2日までに党本部に報告するよう通知した。もし自分が点検者であれば、旧統一教会関係の団体名を提示し、関係したことがありますか?カルト集団であることを知っていますか?と尋ねる。カルト集団であるとは知らなかったと答えた議員には、失格の烙印を捺し公表する。でも、第三者が入っての点検ではなく自己申告だから、期待は出来ない。単なるアリバイ作りに終わるだろう。一方で、旧統一教会も反撃してきた。関わりあった報道機関を公表するとリリースした。日テレの「24時間テレビ」には、協会の信者が7年間もボランティアをまとめ主導してきたと、チクッた。旧統一教会を糾弾する「ミヤネ屋」への報復だろう。反社会的勢力が本性を現した。ウクライナとロシアのような戦争は困るが、政治家&報道機関対旧統一教会との戦争は大いにやるべし。加熱するほど、結果として日本社会が浄化されることになる。
25日 8月 2022
ペロシ訪台の影響で、中国の軍事圧力が増し、中国国民の政権への求心力も強まった。世界のチャイナウォッチャーは、訪台前からペロシ訪台が台湾に利することはないと批判していたが、その通りになった。このブログ「ペロシ訪台の目的は」に書いた通り、ペロシの目的は、第1に半導体、第2にレガシー作りで第3に民主主義だったのだろう。台湾では「保護費」が取り沙汰されているという。保護費とは、台湾では自分たちに有利な言動をする外国の政治家に何らかの見返りを差し出すことをいう。ペロシの保護費は、半導体米国工場建設と兵器購入だ。これまでにも保護費は色々あった。ポンペオ前国務長官は、台湾の公務員の退職金基金を、自らが関わる金融コンサルタントに関与させたいと要求した。超党派の議員団は、ボーイング787の購入を公然と求めた。エスパー元国防長官は、軍事予算を国内総生産比で倍増させ、対中軍事力を強化するよう要求した。米国から見れば、台中関係が悪化すればするほど商機も見返りも増える。これまでの保護費の実績を見ていると、何故ペロシが多くの反対を押し切ってまでも訪台を強行したのかが一目瞭然だ。
24日 8月 2022
地域指定ゴミ袋をレジ袋として販売したことが一石二鳥のアイデアだと話題を呼んでいる。通常、レジ袋はレジ袋として、ゴミ袋はゴミ袋として使うが、レジでゴミ袋をレジ袋として販売し、レジ袋として使用した後はゴミ袋として再利用するのだ。千葉市ではホームセンターやコンビニ、スーパーなど43の店舗で実施され好評を得ているとのこと。確かに、盲点を突いたグッドアイデアにも見えるが、何か違和感も覚える。レジ袋の有料化は、廃プラ削減のため施行された。でも、その売上金はお店に入り、環境活動に寄付されることはない。単に、進次郎元環境相が環境保護のパフォーマンスとして、消費者に出費を強いただけなのだ。一方、地域指定ゴミ袋は地域のゴミ焼却費用を賄うため、袋原価に焼却費用をオンしている。しかも、同じポリ袋なのに、レジ袋でゴミを出すことを禁止し、地域指定ゴミ袋の使用を義務付けている。更に、燃焼効率を上げるためにポリ袋の混入が必要で、ポリ袋が少ない場合は燃料を添加している。本来、ゴミ処理は自治体が税金で行なうべきものだ。自治体は指定ゴミ袋を使って下さいとお願いすべきもので、レジ袋ではダメと言える立場ではない。違和感だらけの上に一石二鳥のアイデアが乗っかっている。
23日 8月 2022
毎日新聞の調査によると、安倍元首相の国葬について、賛成30%、反対53%となっている。国民の総意が反対であっても実行されるのだろうか。これまでの政府のやり方であれば、国民の意見を無視して行なわれることになる。でも、そもそも国葬に値するかを考える必要がある。国葬の定義は無い。従って、これまでの実績を見て決めるのが妥当だろう。今までに国葬が行なわれたのは吉田茂だけで、佐藤栄作は国民葬だった。吉田茂はサンフランシスコ講和条約と同時に交わされた日米安保という歴史に残る功績がある。佐藤栄作は沖縄返還、非核三原則、ノーベル平和賞などその功績は歴史に残る。吉田と佐藤の国葬と国民葬に反対する者はいなかった。しかし、安倍晋三には歴史に残る功績が見当たらない。モリカケ桜に加え旧統一教会の問題だけでなく、アベノミクスも株価を押し上げただけだ。最長の首相を務めたが、その要因は選挙に強かったこと。でも、その強さは旧統一教会の選挙活動を利用しただけ。結局、日本政治を旧統一教会まみれにしてしまった。「政治家は歴史の法廷で裁かれることでのみ評価される」は中曽根元首相の言葉だ。国葬は故人の功績を噛みしめて決定されるべきものだ。岸田首相が国葬を閣議決定したことは、あまりにも拙速と言える。
22日 8月 2022
日経朝刊の1面に「インフレ税」の文字。またまた国民からむしり取るための新税の創設かと思った。ところが、良く読むとそうではない。インフレでお金の価値が下がることで、政府の借金の返済負担が実質的に軽くなることとのこと。インフレが10%進めば、政府の借金もほぼ10%減り、その10%分の金額をインフレ税と呼ぶ。購買力が民間から政府に移転する形になるため「税」の文字がつくようだ。欧米のインフレ税は2年で600兆円に達していてメリットがあるが、インフレが過度に進めばリスクもある。一方、日本は欧米よりインフレが進んでおらず、インフレ税は小さいが財政悪化の懸念を抱え続けることになる。過去にインフレ税が注目されたのは第2次世界大戦後のこと。経済学上は正しい表現かもしれないが、今の増税時代には誤解を与えやすい表現と言える。日経の表現選択ミスと言えそうだ。