カテゴリ:202202



28日 2月 2022
宮家内閣官房参与がロシアのウクライナ侵攻について「最初の4日間で、ウクライナは悲劇の主人公となり、ゼレンスキー大統領は英雄となり、ロシアの名声は地に落ち、プーチン大統領は悪の権化と化した」と言っている。恐らくプーチン以外は、現状をそう認識しているはずだ。早く終結するのを願うばかりだ。ウクライナ侵攻についてプーチンの背中を押した輩がいたように思う。バイデン米大統領は「あと数日でロシアは侵攻する」と無責任に焚きつけた。中間選挙を戦うには支持率の回復が必須だ。戦争が起きれば、米国の軍需産業が息を吹き返し、エネルギー価格も高騰し国内産業が喜ぶので支持率の回復が望めるからだ。また、終結後はどうなるのだろう。ロシアはSWIFTから除外されても、中国の人民元を基軸としたCIPSに乗り換えるはずだ。CIPSには100カ国以上が加盟している。やがて中国はCIPSに加盟しない国とは国際取引をしないと宣言し、SWIFTからCIPSへの切り替えを強要するかもしれない。ウクライナ侵攻は、結果として国際通貨の主役がドルから元に移行する効果をもたらすかもしれない。
27日 2月 2022
ロシア対ウクライナの戦闘が始まった。圧倒的戦力のあるロシアが瞬く間に制圧するかと思われていたが、ウクライナの強い抵抗でロシアは足止めされているようだ。ウクライナ全体が一致団結してロシアと戦っているのは、ゼレンスキー大統領の呼び掛けにありそうだ。喜劇役者だったゼレンスキーが、指導力のある大統領として一皮も二皮も剥けたのだ。ゼレンスキー大統領のリーダーシップが、ウクライナ国民だけでなく西側諸国の心を動かしている。武力のロシアに対し、西側諸国は経済制裁で対抗することになった。最も厳しいと言われる国際銀行間決済情報通信機関SWIFTからロシアを除外する決定がなされた。ロシアの天然ガスに半分以上依存しているドイツすらも賛成した。SWIFT除外は、世界の諸国にも痛みを伴うものだ。もしゼレンスキー大統領が我先に国外に亡命していたら、西側諸国の制裁は無かったかもしれない。プーチンはゼレンスキー大統領を見誤ったようだ。でもプーチンの愚行を止める者はいない。今度は、ロシア国民が立ち上がり、プーチンを引きずり下ろす番を迎えている。
26日 2月 2022
リサイクル製品というと、一般的には「環境にいいけど割高」「環境保全に貢献するために購入する」というイメージが付きものだ。ところが、今まで処理が厄介だった廃棄物を有用な製品に変え、喜ばれている企業がある。北海道二海郡八雲町にある「ホクエイ」だ。八雲町はホタテの産地だが、大量のホタテ貝殻の処分が問題になっていた。1トン当たり約1万円の処分費用が掛かり、埋めると地下汚染を起こす厄介な廃棄物だった。ホクエイは「ホタテ貝殻を使ったリサイクル事業」という事業計画を立てスタート。ホタテ貝殻には、作物が育ちやすい土壌に改良する働きがあるが、貝殻に含まれる塩分が作物の生育を阻害する。この欠点を、貝殻を焼く事によって脱塩に成功した。貝殻には目には見えない小さな穴が沢山開いている。この穴が土壌の汚染物質を吸収し、作物が汚染物質を吸収し難くなる。焼いたホタテ貝殻に含まれる水酸化カルシウムは、水に溶けやすく土壌を硬くしないので生育が良くなるし、タンパク質を分解する働きもある。ホタテ貝殻の特性に注目し、土壌改良剤から始まり、洗濯用洗剤、入浴温水除菌剤、ハミガキなどを次々に開発している。まさに、地元の厄介者だった貝殻を、文字通り「宝の山」に変えたのだ。社長には「世の中に無いものを創りたい」という信念がある。この成功の裏には、どれ程の失敗があったのだろうと思いが馳せる。
25日 2月 2022
日経新聞にチラシが入っていた。日経新聞宅配を購読していれば、日経ID決済に切り替えるだけで、ビュアーサービスを無料で利用出来るとのチラシ。早速、新聞配達店への銀行振り込みから、日経ID決済のクレジットカード払いに切り替えてみた。ビュアーサービスが無料で見られるようになった。但し、ビュアーサービスは日経電子版とは少し違う。日経電子版は検索が出来るので調べ物にはかなり便利だが、ビュアーサービスには検索機能は無い。ただ紙面を電子化しているだけで、日にちを指定して見ることしか出来ない。それでも、自分にとっては便利だ。ブログを書くときに、過去の新聞束を掘り返すことがある。日付順に整理されている訳ではなく、埃っぽい作業となるので辟易させられる。ビュアーサービスにはそれが無い。精々利用させてもらうことにした。
24日 2月 2022
ロシアがウクライナ全土の何と80カ所以上の軍事基地を攻撃した。東部に侵攻することは予測していたが、全土を攻撃するとは誰も想像していなかったに違いない。プーチンはナチズムのジェノサイドから守るためだと言っているが、とんでもなく的から外れている。ロシアとウクライナは同じ東スラブ人だ。ウクライナ人から見れば、東部に親ロシア派がいるかもしれないがジェノサイドである訳がない。ジェノサイドはプーチンの悪行を紛らわすための言い訳に過ぎない。同じ民族を襲うのは最早狂気の沙汰だ。プーチンの眼が座っている。尋常な精神状態ではない。ひょっとすると、まだら状認知症なのかもしれない。またはロシア誇大妄想に取り憑かれているのかもしれない。プーチンの心はソ連華やかかれし頃にある。「古代」妄想狂と言うべきかもしれない。
23日 2月 2022
プーチンがウクライナ東部のドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の独立を承認し、国防省に平和維持部隊の派遣を命じたとのこと。ミンスク合意は、親ロシア派武装勢力が支配する地域はウクライナに帰属すると認めている。プーチンはミンスク合意を破ったことになる。プーチンはウクライナがミンスク合意を破ったからやむを得ない行為だっと弁明している。真相は兎も角、ミンスク合意は無きものとなったが、独立承認は間違いなくプーチンの越権行為と言える。他人の家に土足で踏み込み、四畳半一間を占領した行為と同じだ。今後単にプーチンがウクライナ国外から叫んでいるだけなら良いが、両共和国に侵攻するとなれば、事態は急変する。ウクライナを取り巻くロシア軍の存在は不気味だ。今にも侵攻しそうな気配だ。これはプーチンのブラフであることを願うしかない。
22日 2月 2022
政策の硬直化が目立つ。一旦決めると変更しないのが官僚のやり方だ。コロナ感染の主流はデルタ株からオミクロン株に移り、更にステルスオミクロン株に変わりつつある。デルタ株は肺で増殖し、オミクロン株は喉だから、症状も処置も変わってくる。しかし、アルファ株で決めた対策が相変わらず採られてきている。最大の犠牲は飲食店だ。今や飲食店は感染源10%にも満たない。でもまん防が発令されると飲食店がやり玉に上がり、犠牲を強いられることになる。官僚の修正出来ないやり方を無謬主義というようだ。これを是正して政策立案過程を見直すため、行政改革推進会議が、アジャイル作業部会を立ち上げたと発表した。アジャイルとは、状況に応じ柔軟に修正しながら完成形を目指すシステム開発の手法。これを政策立案に取り入れようというものだ。従来路線を修正するには説得力のある客観的なデータが必要だ。牧島行革相の奮闘を期待したいものだ。
21日 2月 2022
衆院予算委員会で国民民主党が政府提出の2022年度予算案に賛成した。西村立憲民主党幹事長が「首相指名と内閣不信任決議案と本予算への採決は、野党として譲れない(必ず絶対反対すべき)線だ」と言うように極めて異例だ。国民民主党は従来から「よ党」と「や党」の間の「ゆ党」と言われていたが「ゆ」は限りなく「よ」に変質してしまったようだ。国民民主党は何故賛成したのだろう。玉木代表はガソリンのトリガー条項凍結解除にご執心だ。岸田が凍結解除に合意したので、他の予算内容には目をつぶって賛成したのだろう。大所高所から予算を吟味したのだろうかとの疑問が残る。総論賛成各論反対というのは世の常だが、玉木の場合は、各論賛成即総論賛成ということだろう。勿論、前原代表代行は予算案に反対の立場だ。従って、国民民主党の分裂は目に見えている。立憲民主党も分裂するのは目前だ。野党議員は、今一度己の立ち位置を見直した方が良い。与党に入れず仕方なく野党になっている者、盲目的に反対することが好きな者、絶対左派を信条としている者、野党は同床異夢の世界だ。それが政治を複雑にしている。維新も含めガラガラポンでの刷新を望みたいものだ。因みに自分は、玉木代表の決断は従来野党のステレオタイプを脱した勇気ある行為だと評価している。
20日 2月 2022
日経新聞に「ギグワーカー対応で格差・欧米で進む安全網づくり...
19日 2月 2022
自分もカミサンも、テレビは刑事物・探偵物などのサスペンスドラマが好きだ。ドラマと一緒に謎を解き明かす過程が面白いからだ。でも、最近は「科捜研の女」や「駐在刑事」などはマンネリ化に飽きて見なくなってしまった。我が家に限らず「科捜研の女」の視聴率が急降下し、番組打ち切りが囁かれているという。20年以上続いている長寿番組だ。科捜研はテレビの中だけでなく、現実に存在する。警察本部の刑事部に所属する機関で、捜査権は無いが鑑定を行なっている。その鑑定技術の進歩は目を見張るものがある。「科捜研の女」を見続けた理由はその鑑定技術の進歩にも興味があったためだと思う。「科捜研の女」の視聴率が急降下した要因は、視聴者が高齢化したためと言われている。まさにドンピシャ。我が家は共に75歳なのだ。「科捜研の女」は視聴率回復のため、今人気上昇中の長嶋一茂を出演させた。これが自分にとって「科捜研の女」の視聴を止めた最大の原因だ。沢口靖子が演じる主人公が成長し、人生の荒波を生き抜いていく姿をストーリーにすれば、もっと長続きしたと思うのだが。結局、いつまでも年を取らない沢口が「科捜研の女」の荒筋を狭めてしまったのかもしれない。

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