31日 10月 2021
日本の衆院選挙制度はつくづく変だと思う。小選挙区で落選した候補が、比例区で復活当選する。あの1票はなんだったのだろうか。何だコリャと思う。衆院選は小選挙区制と比例代表制の2本柱から成っている。小選挙区制は全国を289エリアに分けて各エリアで立候補した候補者の中で1番多く票を集めた人が当選する。比例代表制は全国を11エリアに分けて、各エリアごとに各政党の得票数を集計して、その得票数に応じた議席をドント方式で各政党に割り当てる。ザックリ言えば、小選挙区制は多数決を重視し、比例代表制は多様性を重視していると言える。一見優れた選挙方式に映るが、実態は違う。現実は、比例代表制は小選挙区制で落選した候補者の復活する受け皿になっているだけ。甘利幹事長を筆頭に多くの小選挙区落選者が復活当選している。現役政治家にとって都合の良い制度そのもの。小選挙区制と比例代表制の重複立候補を許しているのが最大の問題だと思う。ケジメはつけるべきだ。重複立候補制は廃止すべきだと思う。そうすれば、本来の比例代表制の良さが生きてくると思うのだが。
30日 10月 2021
討ち死に候補の筆頭は、珍答弁を繰り返し辞任に追い込まれた桜田元五輪相だ。次いで危ないのは、就任会見で政策について「これから勉強させていただきたい」とポンコツぶりを発揮した北村元地方創生相。原田元環境相も林元経産相も金田元法相も危ない。石原伸晃は頼みの石原軍団が応援に来ないため当落線上を彷徨っている。ヨット遊びばかりしていた報いだろう。当然弟の宏高も親父の威光が無くなり危ぶまれている。最大の焦点は甘利幹事長だ。岸田政権の影の総裁になったまでは良かったが、表舞台に出てしまったが為、過去の悪行や態度の悪さが曝されてしまった。URの口利き疑惑に説明責任を果たさなかったことでダークなイメージが定着した。当然政治とカネの問題にシビアな創価学会女性部の支持は得られない。地元では日頃の不遜な態度も不評を買っている。何と政敵の菅前首相に泣きついて公明の支持を頼んだが、期待は出来そうもない。挙げ句の果て「未来を見通せる私がいなくなれば大変なことになる。私の手の中には日本の未来が入っている」とほざいている。落選危機で錯乱状態だ。でも、甘利が落選すれば、政界の浄化が一歩進むと思うのだが。
29日 10月 2021
SNSで若者中心に「#選挙に行こう」運動が盛り上がっているとのこと。安倍政権時代は就職機会の増加などで若者が安倍を支持したが、コロナで若者は政権批判派に変わってきた。投票率の低い若者の多くが投票に行けば、組織力のある自公は厳しい選挙を余儀なくされることになる。先日の静岡の参院補選で野党が圧勝したのが象徴的だ。投票率が前回補選よりも10%も跳ね上がったのが自民が負けた要因と言われている。若者が政治に不信感を持ち選挙に関心を呼び起こした要因の1つはコロナだろう。通勤通学が困難になり、対面授業が無くなり仲間とも会えず、バイト先は無くなり、ワクチン接種も後回しにされた。要するに、若者が漸く政府の無能・無策に気付いたのだ。若者だけでなく、飲食店や娯楽施設などは長期間休業要請に合い、その協力金もすぐには出ず、経営を圧迫した。その休業は農水畜産業にも収入の激減、経営悪化をもたらした。今や農村でも自民離れが起きているという。更に小沢が主導した立憲民主と共産のタッグもある。衆院選はどう転ぶか分からない。その中で、若者が政治に関心を持つようになったことが最大の光明だと思う。
28日 10月 2021
メタンの温室効果は二酸化炭素の20倍以上で、産業革命前から世界の平均気温が1度上昇した原因の約半分を占めていると言われている。米国とEUが主導し、世界的なメタン排出量を2030年までに20年比で少なくとも30%削減する取り組みを始めると発表した。英独仏日などメタンの排出量の上位20カ国のうち、9カ国が削減目標に参加することになった。ところが豪のモリソン首相はメタン削減参加を拒否すると発表した。牛のゲップは世界の温暖化ガスの4%を占めると言われている。豪が参加すればオージービーフへの影響は計り知れない。自国産業を考慮すれば当然の参加拒否だと思う。そもそもメタンや二酸化炭素を悪者とする地球温暖化理論は正しいのだろうか。温暖化効果が最も大きい物質は水だ。水はメタンや二酸化炭素よりも数千倍温暖化効果がある。でも、その水を除外して温暖化理論が作り上げられている。モリソン首相と自分の主張する根拠は全く異なるが、結果的にモリソン首相の主張は正解だと思う。
27日 10月 2021
最近若者のイヤホン姿がやけに目立つ。スマホを見ながらイヤホンを着けるのが若者の流行り、と言うよりは同化して身を隠す技なのかもしれない。たかがイヤホンと言っても、サイズが合わないと炎症を起こしたり、長時間着けていると湿度が上がりカビが生えたり、鼓膜に穴が開いたりする弊害があるようだ。格好付けよりも健康第一だ。「耳アカは耳を守る正義の味方」という記事が目に留まった。耳アカには粘着力があり、外からのゴミの侵入をブロックする。耳垢腺から出る分泌液を取り込み加湿する事で、耳の中の薄い皮膚が傷つかないように守っている。耳垢腺の分泌液には免疫物質IgAが含まれており、耳アカ自体にも細菌が守る免疫機能がある、とのこと。専門医によると耳アカは基本的に外に出してはいけないもので、耳掃除は推奨しないとのこと。耳掃除をする場合は1ヵ月に1回程度、綿棒で行えば良いらしい。昔眼鏡屋から「眼鏡を調整するときに、お客様の耳の中が良く見えるので、お掃除をお勧めします」と言われたことがある。それ以来、眼鏡屋と床屋に行くときは、その前に必ず綿棒で軽く掃除するようになった。
26日 10月 2021
秋篠宮家の眞子さんと小室圭さんが結婚した。マスコミは連日有ること無いことを報道している。お二人には幸せになってほしいと願うが、この結婚は秋篠宮家と小室家だけでなく、皇室にとっても国民にとっても悲劇だと思う。結婚関連儀式は行なわれず、一時金の支給は眞子さんが辞退した。いわば秋篠宮が眞子さんを勘当したと同然の結果になった。何故こうなってしまったのだろうかを考えてみた。若い頃の秋篠宮は、皇室に新しい風を吹き込む存在だった。だから、眞子さんが学習院ではなく国際基督教大学に行くことを許可したのだろう。もし学習院に行っていれば、周りは眞子さんを皇族として接するから、違和感なく皇室に馴染んだと思う。でも、眞子さんは国際基督教大学の生活で、庶民の自由さに触れ、皇族の窮屈さを知ってしまった。隣の芝生は青いというレベルではなく、実際に青いことを知ってしまったのだ。結局秋篠宮は眞子さんを通して皇室に新しい風を吹き込もうとしたが、眞子さんは皇室に留まらず、自ら新しい風となってスピンアウトしてしまったということだろう。秋篠宮家の教育の失敗といえる。まだ妹も弟もいる。皇室の在り方が問われている。
25日 10月 2021
女子プロゴルフの人気が高まっている。その反面、テレビ中継が減った。ネットで放映している大会もあるようだが、手続きが分からないし有料のものもあるので見たことは無い。日本女子プロゴルフ協会JLPGAは数年前から、現在のツアー競技すべての放映権を主催者ではなくJLPGAに帰属させると主張していた。主催者とJLPGAと揉めていたが決着したようだ。JLPGAが主催者に「放映権のJLPGA帰属を認めない限り試合はさせない」と最後通牒を突きつけ、主催者側が全面降伏したとのこと。2025年から全試合はJLPGA主催になる。来年は、権利のみがJLPGAに帰属し、放映権料は発生しないことになっているため、今年と変わらない見通しとか。だが、2023年になると放映権が発生する。主催者側には賞金、運営費に加えて放映権料が増える。金額次第だが、主催者が一挙に撤退することも無いとは言えない。JLPGAはゴルフ環境の整備と育成に力を入れるため放映権料を使うと言う。目的は理解出来るが、主催者と折り合いがつくのだろうか。悪ければツアー数減少で、女子プロゴルフ人気に陰りを落とすことになる。上手く折り合いをつけてほしいと思う。いちファンとして、録画ではなくLIVE映像になることを期待している。
24日 10月 2021
松山選手がPGAのZOZOチャンピオンシップで念願の優勝を果たした。日本開催の米ツアーを制したのは日本男子では初めてで、内容も圧巻だった。嬉しく思う。嬉しく思うのには、もう1つ理由がある。自分が月イチゴルファーとして、ゴルフを始めてから10年は過ぎた。きっかけは習志野カントリーの会員が誘ってくれるようになったからだ。でも会員になるほど回数は稼げないので今でもビジターとして参加している。習志野ではもう100回以上プレーをしている計算になる。今では、風景を見ただけで何番ホールの何処かが分かる程、精通するようになった。テレビ中継を見ていると、選手達の飛距離が半端ないことが良く分かる。しかも正確だ。技術の高さを実感する。テレビ画像を見ていると、あたかも、自分もそこでプレーしているような錯覚に襲われる。でもボールの行き先はいつもラフやハザードだ。錯覚とは面白い。PGAの選手と同じホールに立つことが出来るが、腕前は現実と変わらない。決して錯覚でも上手くはならない。自分は習志野に恩義は無いが、習志野を誇りに思えてきた。これも錯覚なのかもしれない。
23日 10月 2021
衆院選で「現職閣僚がまさかの落選か」という記事が目に留まった。沖縄4区の西銘復興相と神奈川18区の山際経済再生相と広島3区の斉藤国交相の3人。西銘の相手は立憲民主の金城。金城は那覇市議で議長も務めたこともあり、翁長元沖縄県知事と近く、保守と革新が呉越同舟のオール沖縄からの支援も受けている。自民にいた時代もあり、保守層にも食い込んでいるという。山際の相手は立憲民主の三村。野党共闘で共産党候補がいない。立憲は現職閣僚に勝てる小選挙区として重点を置いている。横浜市長選ショックで自民の動きは鈍いという。斉藤は河井バラマキ事件の広島3区に鞍替えした。3区の公明票は2.5万票だが、当選するには6万票の上積みが必要。でも自民広島県連から河井夫妻の事件に関与した県議や市議らに対し「一切、衆院選には関わるな」とお達しが出ているという。一方現職ではないが菅前首相も危ないという。野党共闘の岡本の応援団にハマのドン藤木が加わった。横浜市長選の勢いを借りて「腐った自民党を倒す」と息巻いているという。藤木は「ダメなものはダメ、良いものに取り替えるのが当たり前」と言っている。全国でダメなものが取り替えられると良い選挙になるのだが。
22日 10月 2021
自民が野党をネット工作で攻撃しているという噂がある。野党議員による国会質疑の趣旨を意図的に捻じ曲げるケースが多く、ステルス性も高いという。大元は内閣情報調査室と言われている。内閣情報調査室は公安警察、公安調査庁などと並ぶ情報機関だ。有り体に言えば官邸のスパイ組織だ。情報操作、世論工作を行なっている。内閣情報調査室の本来の仕事は、国を守ること。だが、現政権を守ることに使われているのが問題だ。内閣情報調査室をフル活用したのが安倍政権だろう。モリカケ桜をもみ消すために使ったと言われている。安倍政権では若者の支持者が多かったようだ。ひょっとすると、若者は内閣情報調査室の世論工作に踊らされたのかもしれない。これが明るみに出れば一大疑惑事件に発展するとも言われている。岸田に国を思う心があれば、内閣情報調査室の仕事を本来の国を守ることに変更させられると思うのだが。でも、岸田にはそこまで考える能力は無さそうだ。