29日 2月 2020
何を血迷ったのか、土曜日に安倍首相が急遽国民向けに異例の会見を行った。でもプロンプターを読んだだけで、質問も制限し、国民の疑問や不安には答えない迫力の無い会見だった。唐突な全国一斉休校の要請に対し、国民的な批判を受けたので、泥縄式に休業補償と検査体制整備をするという後付け的な内容だった。言葉とは裏腹に、安倍が真剣に新型コロナウイルスと立ち向かう気迫は窺えなかった。単なる政治的パフォーマンスだと感じた。新型コロナウイルス対策について、日本と台湾を比較すると相違が極めて顕著だ。安倍は周回遅れで顔を出したが、蔡総督は最初から取り組んでいた。加藤厚労省は、実態を把握するのが極めて遅かった。台湾の蘇貞昌行政院長が寝るのも惜しみ働いていたのとは対照的だ。唐突な全国一斉休校を入れ知恵したのは今井秘書官と言われている。影の総理との異名もあり、政策面でも安倍は今井にオンブニダッコ状態だという。日本ではデマで、トイペやティッシュが売れ切れ状態だ。マスクの入手など夢のまた夢状態だ。一方台湾の唐鳳は神対応の連発で、マスクさえも購入の規制をかけ国民の動揺を沈めた。台湾では本当に必要な人にマスクを譲ろうという声があふれたという。和を思いやる嘗ての日本人は何処へ行ってしまったのだろうか。鯛が頭から腐ることを実感する騒動だ。
28日 2月 2020
このブログで、同じ内容を同じ文章で書くようなことがあったら、筆を置こうと思っている。でも偶々焼き直しということはありえる。今日は2015年4月23日「お後が宜しいようで」の焼き直しだ。辞書には、焼き直しとは「すでに発表されている作品に手を加えて、新しい作品であるかのように仕立て直すこと」とある。「お後が宜しいようで」では、沢井製薬CMの実態との解離性と、報道番組キャスター辛坊治郎の二面性を指摘した。ジェネリックとは、特許が切れた他社ヒット製品の模造品だ。沢井製薬はジェネリック製薬メーカーだから、元々革新性などあるはずが無い。でもCMは高橋英樹が「ジェネリックにしか出来ない革新技術」と言う台詞が滑稽だった。辛坊治郎は報道番組のメインキャスターでありながら、副題が「今こそ話そう、マスメディアの裏側を」という本を出版した。今まで一体何を掘り下げしゃべっていたのだろうかと考えると噴飯ものだ。焼き直しは以下の通り。沢井製薬CMで高橋英樹が「未来の薬」を強調する。言葉ずらは「革新」から「未来」へとレベルアップ。益々解離性が酷くなった。辛坊治郎は、日テレ女性番組プロデューサーに壁ドンし「「いつでも飛ばせる」と脅した。本人はフリーの立場上脅せるわけがないと反論しているが、日テレ内には証拠の文書が存在している。加害者が被害者だと真実のすり替えを行っている。沢井製薬の解離性と辛坊治郎の二面性は益々酷くなっている。懲りない面々だ。
27日 2月 2020
安倍首相が唐突に、小中高校の全国一斉休校を要請した。自分は大反対だ。新型コロナウイルスの専門家会議の議題には一斉休校など無かったと専門家は言っている。この一斉休校は、専門家という簑を被った安倍の政治判断なのだろう。責任回避の道を残したスケベ根性の表われとも言えそうだ。本来、子どもの安全を第一に考えること自体は間違いではない。でも、それに伴う問題点も検討し結論を出すべき問題でもある。共働き家庭の支援、期末試験、進学進級、卒業、働き手の来ない会社にどう対処するのか。何も考えない今回の措置は刹那的だと思う。もし全国で忠実に実施されれば日本システムが崩壊してしまう恐れもある。安倍は新型コロナウイルス対策で後手後手を踏み、国内からも海外からも非難されてきた経緯がある。恐らく安倍は、ここ一番で先手を取ろうとした積もりなのだろう。だが、いつもの行動パターンの通り後先を考えていなかった。先手の悪手だ。オーバーシュート過ぎる。それが敗因だ。新型コロナウイルス対策としては、感染者がいる地域に限定すればよく、全国一斉休校などにせずに、その他の地域は熱のある子は家に帰すだけで良かったはずだ。悲しいことに、非常時は日本の首相が、日本を壊す元凶になっている。
26日 2月 2020
安倍政権は、新型コロナウイルス対策に後手を踏み大失敗したが、未だに反省するどころか、良くやっていると自賛している。まず中国からの扉を閉めることが出来なかった。武漢に留まらず中国国内で拡散中だというのに、訪日者を武漢や湖北省に限定したため、中国からの感染者が日本各地で感染をばらまいてしまった。そしてダイヤモンド・プリンセスを新型コロナウイルスの培養地にしてしまった。世界から人権無視と非難されている。更に下船者を公共機関を使って帰宅させたため、更なる感染の拡大を招いてしまった。感染が拡大する中、保険に拘りPCR検査をフルに活用する体制をとることに失敗した。全てが後手を踏んだということだ。ところが、菅官房長官は記者会見で白々しく「先手を打っている」と繰り返している。阪神淡路大震災の時は社会党の村山首相が緊急時の規制の緩和を拒否したため、初動が大幅に遅れた。福島原発事故の時は民主党の菅首相が原発事故を人災にしてしまった。そして新型コロナウイルスの時は自民党の安倍首相が後手を踏み危機管理の無さを露呈してしまった。いざという時頼れる政治家などいない。我が国では、我が身は自ら守るしかない。
25日 2月 2020
エジプトのムバラク元大統領が亡くなったとのニュース。約30年間の大統領在任中、安定した政権運営を続け現代のファラオとも称された。しかし、政権の腐敗や貧富の格差拡大で国民の不満を抑えきれず「アラブの春」で失脚した。その後、デモ隊殺害に関与した罪で終身刑が言い渡されたが、2017年に最高裁で無罪が確定し釈放されたようだ。自分はムバラクを尊敬していないし軽蔑もしていない。でも、ほんの少しだけ関わりがある。このブログは2011年2月13日から書き始めた。その内容が「2011年2月12日テレビ放送のトップニュースはエジプトのムバラク大統領辞任であった。ついにイスラム社会の民主化が本格的に始まろうとしている。この歴史的転換点と同時期にブログを始めることになった。これから更に加速化する時代の流れの中で何を感じ、何を書くことになるのか、胸がワクワクしている」だ。いわばムバラクは、このブログの記念碑なのだ。あの日以来、毎日書き続け更新してきた。今日が3,300回目の更新になる。「これから更に加速化する時代の流れの中で何を感じ、何を書くことになるのか、胸がワクワクしている」心境は今も変わらない。
24日 2月 2020
テレビで新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の尾身副座長が「この1~2週間くらいがクリティカルで、感染が拡大するか縮小するかの瀬戸際にある。だから一人ひとりが感染を防止する必要がある」と宣った。尾身副座長の趣旨を文字通り慮って、かつ言い換えると「今後どうなるか所謂専門家と言われる人にも分らない。だから、今現在有効だと分っている手洗いとアルコール消毒はしなさい」と言っているだけ。しかも枕詞に「この1~2週間くらいがクリティカル」が付く。「この1~2週間くらい」とは「今後いつの日だか」という意味に受け取ることが出来る。そこで分る。政府系の対策は全く機能していないのが現状だ。一方でテレビ番組では岡田教授が適切なコメントをしている。ダイヤモンド・プリンセス防疫活動で、過激なるが故、弾き出された岩田教授も然り。結局「てにをは」が上手な尾身のような学者が徴用され、実務経験が豊かな岡田教授や超最先端の技術を持つ岩田教授などの学者はネグレクトされるということなのだろう。こう考えると、日本が新型ウイルスに汚染されるのは目に見えている。
23日 2月 2020
世相が乱れると、不安を募る諸説が飛び交うのが世の常だ。新型コロナウイルスも然り。発端は武漢の海鮮市場のコウモリから感染したと報じられた。次が海鮮市場から300m足らずの距離にある武漢疾病対策予防管理センターか武漢ウイルス研究所からの漏洩。元々このコロナウイルスはカナダで作成され、合法的か非合法かは分らないが中国の研究所に移された。この研究所は中国のバイオ兵器研究の本拠と言われている。ゴミ処理を誤りウイルスを拡散させてしまったと疑られている。更には米国が仕込んだバイオ兵器という噂もある。中国に経済的な大打撃を与え、北朝鮮も消滅してしまうかもしれない。利益を得るのは米国だから、この説も信憑性はある。一方で、欧米の研究者らが、新型コロナウイルスは人為的に作られたものではなく、自然環境下で進化したものだという論文を発表した。いずれにしても、ウイルスの遺伝子配列を調べれば真相は明らかになるはず。今はただ、マスクを着けてアルコール消毒をしてピークが過ぎ去るのを待つしかない。
22日 2月 2020
14日間の隔離で陰性とされた人々がダイヤモンド・プリンセスを下船したが、新たに陽性と診断された。今やダイヤモンド・プリンセスの船内は第二の武漢と化している。新型コロナウイルスだらけなのだ。その中で隔離され陰性と診断されたからといって、下船時に感染していないという保証は無い。診断後に感染する恐れは十分に考えられるからだ。船内で陰性とされた人を下船させたのは判断ミスだと思う。本来であれば、全員を早期に下船させ、一人部屋の隔離室で14日間の経過観察を行い、陰性であった人を解放すべきであったと思う。そうすれば二つのメリットがあった。一つは、確実に感染者を選別出来たこと。もう一つは、ダイヤモンド・プリンセスを第二の武漢と化させずに、感染者数を大幅に減らせたこと。今回のダイヤモンド・プリンセス封じ込め失敗の要因は、感染をダイヤモンド・プリンセス内に留め、国内にには持ち込まないという考え方が支配していたからだ。言い方を変えれば、最悪の場合ダイヤモンド・プリンセス内は新型コロナウイルスが蔓延しても仕方が無いと判断したのだろう。この新型コロナウイルス対策には、確固たるリーダーが存在していない。二流、三流の政治家が右往左往していただけ。危機を危機とも認識しない政治家ばかりだから、危機に対処出来る訳がない。せめて専門家をリーダーとする活用は図るべきだった。
21日 2月 2020
思わず我が耳を疑ってしまったニュースが報道された。「95円の駄菓子を買いレジ袋不要と言うと、100円分がポイントバックされる」という。そんなことがあり得るのかと思ったが、フェイクニュースではない。実際にあるのだ。調べてみると、東京都のキャッシュレス化推進のモデル事業とのこと。東京都は経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety5.0の実現を加速させている。キャッシュレス化とレジ袋撲滅が目的だという。この事業のために25百万円の予算を組んでいる。そもそも、東京都がキャッシュレス化を推進する意味合いが分らない。レジ袋を1枚減らすだけに大枚を払う非常識さが理解出来ない。余剰職員に無駄な仕事を与えて、潤沢な予算を消化するためと考えると合点がいく。一方で世田谷区長がふるさと納税で54億円減収し税収不足に悩んでいるとの報道もあるが、元々無駄遣いが多すぎると見るべきだろう。小池都政はレームダック化している。都民の厳しい監視が必要だ。
20日 2月 2020
黒川検事長の半年の定年延長が問題視されている。検察庁法では検察官は63歳で退官するとなっている。だが官邸は「検察庁法には勤務延長の規定がないので、国家公務員法が適用される」との屁理屈で、強引に黒川の定年延長を図ろうとしている。理由は明白だ。黒川が「官邸の門番」として数々の政治案件を握りつぶしてきたからだ。定年を延長して次期検事総長に就け門番ぶりを発揮させようとしている。かつて、後援会観劇ツアーで有権者を買収した小渕優子元経産大臣と、URへの口利きで現金を受け取った甘利明元経済再生担当大臣には明白な証拠がそろっていたが、黒川が潰したと言われている。今後安倍は桜を見る会で立件され、河井夫妻の公選法違反も問われる可能性が高い。安倍から見れば、黒川こそが地獄の救世主だ。なり振り構わず黒川を次期検事総長にさせようとする魂胆は見え見えだ。官僚の人事権が内閣府に移ってから、本来内閣から独立性が求められる日銀総裁、内閣法制局長官、最高裁判所判事、会計検査院長の人事が安倍一色に染まっている。内閣から独立性が求められる人事については、内閣から切り離す法改正が絶対に必要だ。