カテゴリ:201808



31日 8月 2018
アジア大会で日本のメダルラッシュが続いている。水泳、バドミントン、ソフトボールなどが盛り上がっている。一方で、期待外れだったのが女子レスリングだ。日本のお家芸とまで言われた女子レスリングが金メダルゼロに終わった。でも吉田沙保里と伊調馨が不在だった所為ではない。彼女らの後継者は確実に育っていた。その後継者らの金メダル獲得は確実視されていた。だが、結果として金メダルはゼロだった。何故女子レスリングは結果を出せなかったのだろうか。協会は栄前監督の不在が原因ではないと言っているが、巷では栄前監督が不在だった為という説が有力だ。確かに栄前監督は女子選手の技術指導や精神的な掌握にも長けていた。では、もしアジア大会で栄が監督に復帰したらどうなっていたのだろうかと考えた。結果は変わらず金メダルゼロに終わったと思う。栄による伊調への執拗なパワハラと谷岡志学館学長の品性極まりの無い会見を見て、栄と志学館を慕う選手たちは、内部から湧き出る力が枯渇してしまったに違いない。簡単に言うとモチベーションが落ちてしまったということだ。今後東京五輪に向けて強い女子レスリングを立て直すには、技を磨くことではない。選手の傷ついた心を修復することこそ第一になすべきことだと思う。
30日 8月 2018
スパゲッティを完璧に2つに折る方法をMITの研究者が発見したとのこと。何とも暇な研究だと思ったが、そうでもなさそうだ。スパゲッティを両手で持って2つに折ろうとすると、どうしても3つ以上に割れてしまう。これが科学者たちにとって長年の課題だったとのこと。ノーベル物理学賞を受賞したある科学者も3つ以上に折れてしまう理由が分からなかった。その後2006年に仏の物理学者が、2つに折れた後にたわみが戻る過程で波が起こり、それにより更に折れることを発見した。この研究でイグノーベル賞を受賞した。MITの学生の研究はそれを引き継いだもの。270度のひねりを加えると完全に2つに折れることを発見。この角度がたわみ戻りの波を小さくするようだ。他愛のない研究のようだが、続きがある。スパゲッティのような壊れやすい物体に、亀裂がどのように生じて広がっていくかを理解するのに役立つ。例えば、橋梁の劣化崩壊や人間の骨折などだ。身近な他愛ない事象の研究が、世の中の役に立つのは素晴らしい。まさに足が地に着いた研究と言えそうだ。
29日 8月 2018
ブーメランが飛び交っている。舞台は政界から協会へと移りつつある。ブーメランと言っても、あのオーストラリアのアボリジニが狩猟や儀式などに使っていたものではない。他人への批判が自分自身にも当てはまり、増幅された批判が自分に跳ね返ってくることだ。このとき批判した人物は大概そのことに気づいていないのが特徴だ。ブーメランの大御所は嘗ての民主党だろう。辻元清美や蓮舫はブーメランの女王と言われた。民主党から分かれた立憲民主党の枝野も国民民主党の玉木もブーメランの使い手だ。それを見習ったのか最近ではスポーツ協会が賑やかだ。パワハラ問題で、伊調を非難した谷岡学長が非難の的になった。今日同じようなことが体操界で起こったことが報道された。日本体操協会は、速見コーチが宮川選手に暴力をふるったとして、コーチの登録を抹消した。それについて宮川選手が単独で記者会見に臨んだ。コーチを信頼しているので処分を軽減してほしい旨と、協会から無理やりコーチを引き離そうとするパワハラを受けたことを告白した。それを受け協会専務理事の会見が行われたが、シドロモドロで実態を把握していない。事実も確かめず塚原女子強化本部長と塚原副会長の言葉を鵜呑みにしてコーチを処分してしまったようだ。体操の宮川選手は、アメフト暴力事件の宮川選手と同じように出来事を生々しく詳細に語り信憑性は高い。期せずして、両宮川選手によってスポーツ組織トップの体質が暴露されつつあるようだ。
28日 8月 2018
誰もが信じている医学の常識に実は科学的な根拠が無く、盲目的に信じ込まされているものもある。例えば、総コレステロール値。適正域は220mg/dl未満で、240mg/dl以上が高コレステロール血症とされている。でも適正域の人よりも240mg/dlの人の方が長生きしているというデータがある。最近、死亡リスクに関係する生活習慣を統計的に比較する研究が盛んになってきた。カナダ・人口保険研究所が「減塩こそ健康のもと」との定説を覆した。世界17か国の男女10万人の食塩摂取量と過去4年間の死亡率の関連を調べた。その結果、1日12.5gが最も死亡率が低く、WHOが推奨している1日5gよりも死亡率が約45%も低くかったとのこと。自然塩と化学塩とを分けて研究すれば、より良い情報が得られるに違いない。北京大学は辛さと死亡リスクについて約50万人、7年間の追跡調査を行った。その結果、週3~7回辛い食事を摂る人の死亡リスクは週1回未満の人より14%低かったという。辛み成分のカプサイシンが血管を拡張して体を温め、代謝を促進するかららしい。普段からカミサンに、辛いものを摂り過ぎると、食道や胃腸がやられるので良くないと言われる。だが、摂り過ぎの人の方が長生きするという事実を見つけた。自分は辛いものが大好物。明日からは、大手を振って辛いものに程々に挑戦してみようと思う。
27日 8月 2018
日本女子ゴルフツアーの来季の雲行きが怪しくなってきた。ツアー数が大幅に減るかもしれない。発端は日本女子プロゴルフ協会LPGAが主催者側に放映権料を納めろと突然言い出したこと。これまでの大会は、冠企業が金を出し、テレビ局、広告代理店と共同で主催者となって行われてきた。LPGAは大会を公認し役員を派遣するだけの存在だった。だから、放映権など存在しなかった。そのLPGAが「公認するから冠企業たちはLPGAに放映権を払え」と突然言い出したのだから、冠企業たちはカチンときた。当然の話だと思う。交渉は宙に浮いてしまった。だから、来季のツアーはまだ決まらない。LPGAの最大の問題点は、何事につけ一方的な通達しか出さないことだ。その心は読みようがない。読めるのは、金集めの魂胆だけ。LPGAが女子ゴルフ隆盛のため、これこれのことをしたいので資金が必要だと主張すれば、納得する人もいるはず。そのプロセスが無い。このブログ「真逆なプロゴルフ協会」にも書いたが、LPGAは優秀な海外選手の出場を拒絶する方向で進んでいる。その理由も未表明のままだ。一体、小林浩美会長は何を目指しているのだろうか。このままではツアー数が激減し女子ゴルフも廃れてしまう。会長が内向的な守銭奴に見えてきた。
26日 8月 2018
米国のeスポーツ大会で銃乱射事件が発生し多数の死傷者が出たとのニュース。またまた銃乱射事件かと思ったが、そもそも「eスポーツ」って聞きなれない言葉だ。何だろうかと思い調べてみた。「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ」の略。パソコン、スマホを使って優劣を競う対戦型コンピューターゲームのことのようだ。一昔前から子供たちがゲーム機を通して格闘技などで優劣を競っていたあのゲームと同じだ。ただ、その規模が大きくなり大会場の大画面で多くの聴衆を集めて戦う大会に発展している。賞金総額は100億円を超え、ユーザー数が1億人もいるという。米国の乱射事件の犯人は前年度優勝者だというから、もう狂気の世界だ。そのeスポーツを五輪競技に加える検討をIOCが始めている。今開かれているアジア大会で、eスポーツは公開競技になり日本も選手を送り込んでいる。東京五輪の前哨戦として成功すれば、公式競技に格上げされるかもしれない。五輪の商業化も、これ極まれりという感じだ。でも思う。果たして「eスポーツ」はスポーツなのだろうかと。WHOは、やり過ぎで日常生活に支障が出るゲーム依存を「ゲーム障害」として国際疾病分類に明記する予定だ。IOCはeスポーツを取り込み精神疾患を増殖しようとの狙いなのだろうか。全く理解不能。
25日 8月 2018
菅官房長官が「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」と異例な発言をした。特に携帯大手3社はイギリスに較べ倍以上高いと指摘した。常々スマホ料金は高いと思っていたが、料金制度が複雑で理解の範疇を超えている。携帯大手3社の営業利益は約2.5兆円で日本企業のトップ10に入っている。結果として「スマホ料金は高く、携帯大手3社はぼろ儲けしている」と誰しも思う。3年前に安倍首相が当時の高市総務相に「携帯料金を下げるよう」指示した。でも総務省は料金制度を理解出来ず迷走。結果として、携帯大手3社の料金引き下げは出来なかったが、格安会社の設立を認めお茶を濁した。それを引き継いだ野田は携帯大手3社の料金引き下げには取り組まなかった。一方で、野田の総裁選出馬の可能性もある。今回の菅の発言は、野田の総裁選不出馬と安倍支持を見返りにしたものだと考えると合点がゆく。まさにガッテンだ。安倍は明日総裁選出馬表明するという。地方に重点を置くという。まさに石破潰しだ。総裁選とは関係なく、常日頃から真に国民生活を考えた政策論議は出来ないものなのだろうかと、情けなくなるほどつくづく思う。
24日 8月 2018
台風シーズンはまだ終わっていないが、今年ほど台風に翻弄された年は無かったのではないかと思う。7月上旬に倉敷市吉備町を襲った台風7号は、日本に上陸しなかったものの梅雨前線を刺激し未曽有の被害をもたらし、未だに復旧出来ないままでいる。その後、7月17日の台風9号が現れて以来、今日まで38日間も台風が天気図に表示され続ける日が続いている。これまでに日本列島に接近した台風は8つで、そのうち12号、15号、20号の3個が日本に上陸した。台風12号は特に異例だった。日本周辺で逆「の」の字を書いた。今までにない進路を進み、各地に想定外の被害をもたらした。台風20号は、猛烈な雨と風を伴い、四国、近畿に被害をもたらし、強風圏は日本全土を覆った。通常であれば、関西に上陸した台風により、関東圏で強風が吹くことは殆ど無い。如何に大型台風であったかが実感出来る。世界を見ると、欧州では日本以上の猛暑が続き、米国では乾燥による大規模な山火事が発生し、北極海では氷が溶けている。本当に人為的な温暖化の所為なのだろうか。自分は産業革命由来の温暖化などとは思っていない。自然の神様の気まぐれだと思う。人間に出来ることは「現実の困難に対処することだけ」だ。そのうち寒冷化になり、新たな対策が求められる事態が発生し人類が右往左往するのは目に見えているのだが。
23日 8月 2018
たった1日で体重が3kgも減った。断食を始めた訳ではない。まさか、悪い病かという思いが一瞬頭を過ぎった。でも、原因はすぐ分かった。体重計が壊れたのだ。もう20年近くお世話になった。体重計も相当草臥れたのだろう。早速体重計を買うことにした。調べてみると、最近の体重計にはこれもかと思うほど、色々な機能が付いている。今まで通り、体重と体脂肪率があれば良いのだが、汎用品でも最低7つの測定項目が表示されるようになっている。今日新しいタニタの体重計が届いた。身長、性別、年齢をセットし、乗ってみた。体重から始まりBMI、体脂肪率、筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢が順に表示される。自分の筋肉量、内臓脂肪レベル、基礎代謝量、体内年齢の数値を見たのはこれが初めてだ。意外と筋肉が付いているな、内臓脂肪も思ったほど高くはないな、基礎代謝量もそこそこだなと安心した。中でも注目したのが体内年齢だ。何と72歳になる自分の体内年齢は57歳だった。普段から自分の肉体年齢は50代後半と思っていたから、ドンピシャなのだが、数値でハッキリ表示されると、何だか本当に50代後半なのだという自信が湧いてきた。当分は数値の変化を注視していこうと思う。
22日 8月 2018
中央省庁が障害者雇用を水増していた問題が、官公庁に拡大している。財務省や経産省などの7省だけでなく、都道府県でも10県に達している。障害者雇用促進法は、障害者の雇用の均等な機会及び待遇の確保と職業生活において自立することが出来るための措置を講ずることによって、障害者の職業の安定を図ることを目的としている。雇用率は、国・地方公共団体に2.5%、民間企業には2.2%以上とされている。障害者雇用推進者を選任し、毎年厚労大臣に報告することを義務付けている。しかも、民間企業に対しては、法定雇用率を達成している事業主に対して障害者雇用調整金を支給し、達成していない事業主から障害者雇用納付金を徴収するというアメとムチを使い分けている。ところが、官公庁に対しては、アメとムチが課されていない。ただ厚労省へ雇用者数を報告するだけ。民間企業は経営と障害者雇用の両立を図らなければならないが、官公庁は税金で飯を食っているだけなのに障害者を雇用しない。しない理由が分からない。しかも雇用数をチョロまかす。障害者を率先的に雇用すべき官公庁が、障害者の雇用機会を奪っている。厚労省は徹底的に究明すべきだ。いや、厚労省もさほど信用は置けない。罰則を課すか、オンブズマン制度を導入するしか道は無さそうだ。困ったものだと思う。

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