カテゴリ:201806



30日 6月 2018
ロシアW杯が酣だ。リーグ戦が終わりベスト16が出揃った。日本の相手はFIFAランク3位のベルギー。テレビ番組では、ベルギーの強さだけが強調されている。日本のFIFAランクは61位なのだから当然と言えば当然なのかもしれない。でも番組に出て来るサッカーOBたちは、日本の勝ちか引き分けを予想している。ベルギーの圧倒的な強さを認識しているOBたちは日本が負けることを前提にして、日本人としての手前オベンチャラを言っている様子が手に取るように分かる。ところが、トルシエもオシムも見方が違う。トルシエは、西野監督になって甦った日本の攻撃性を評価している。日本には失うものは何もないのだから、攻撃性を発揮出来れば負けるはずがないとコメントしている。オシムは、勝つ可能性は日本の方が少し高いと見ている。1度もタイトルを手にしたことのないベルギーは強い野心を抱いている。両刃の刃だ。そこに日本が付け入る隙がある。日本の攻撃性が噛み合えば日本の勝利も見えてくると言う。結局、日本のOBたちは本心では「勝つ訳ないでしょ」と言っているが、トルシエもオシムも「勝算は充分日本にある」と言っている。増々7月3日真夜中の試合開始が楽しみになってきた。この試合だけは夜を徹して応援しながら観ようと思う。
29日 6月 2018
サッカーW杯で決勝トーナメント進出が決まったサムライブルーの本田と長友が 情報の漏洩について指摘・懇願した。大切な情報は漏洩しないでと。決勝トーナメント進出を決定付ける対ポーランド戦のスタメン情報漏洩のことだ。スタメンは前夜西野監督からチーム全員に発表された。勿論極秘情報だ。ところが、翌日の複数のスポーツ紙に極秘情報が丸々掲載された。そして当日何と掲載通り、西野Jは先発6人を入れ替えて対ポーランド戦に臨んだ。サムライブルーは裏方さんを含め結束が強いと言われている。ハリルから西野に代わりコミュニケーションも良くなった。しかし反面、西野Jになってから、情報が駄々漏れだという。西野が極秘情報を限定した者にしか伝えない方法も考えられるが、それは止めた方が良い。何故なら西野Jの強みは、チーム一丸なのだから。今のところその犯人が誰なのか確証はないという。でも、間違いなくチーム内に犯人はいる。犯人が捕まるのは時間の問題だろう。サッカー協会は確証が得られれば、犯人を公表し追放すべきと思う。
28日 6月 2018
今日は強風の中でゴルフをしたので、疲れてサッカーW杯対ポーランド戦は見ずに寝てしまった。夜中に起きて結果を知った。日本が自力で決勝トーナメントに進出するには、勝つか引き分けが絶対条件だった。だが0-1で負けているのに、負け側の日本は攻めなかった。西野監督はセネガルとのフェアプレーポイント差に託したからだ。結果は西野の目論み通りフェアプレーポイント差で決勝トーナメント進出を果たした。日本中で賛否両論が渦巻いている。西野監督は、清水の舞台から飛び降りる覚悟で決断したに違いない。結果オーライだから、西野監督は満足していると思う。一方選手たちは、やり場のない悔いの残る複雑な気持ちを味わったに違いない。ところが、日本のH組と対戦するG組でも無気力試合が行われていたとのこと。G組1位で通過すると決勝トーナメントの第2戦で優勝候補のブラジルと当たることになる。ベルギーもイングランドも選手を大幅に入れ替え、主力選手を温存するとともに、両者共負けの2位狙いを指向したようだ。結果はイングランドの無気力負け。世界中から賛否両論のアメアラレ。自分はこう思う。負けている日本が攻めないのはフェアプレーではない。フェアプレーポイントとは裏腹だ。たとえ0-2になったとしても最後の最後まで、攻め続けてほしかった。その方が、現場で戦う選手にも観衆にも悔いが残らなかったはずだと思う。何れにしても西野監督の決断の評価は、対ベルギー戦の結果で決まると思う。
27日 6月 2018
最近、川越や佐原などの「小江戸」の人気が上昇している。そう言えば、津和野や尾道などの「小京都」の人気は陰り始めている。何故だろうかと思っていたら、繁盛戦略コンサルタントの佐藤さんが的を射た記事を書いていた。佐藤さんは、観光地としては「小江戸」に軍配があがるとしている。以下はその抜粋。全国各地の「小京都」が集まり「小京都」としてのあり方などを話し合う全国京都会議という組織がある。加盟条件は、京都に似た自然景観・町並み・佇まい、京都と歴史的な繋がりがある、伝統的な産業・芸能がある、の何れかを満たすこと。でも、加盟は京都好きな女性の集客を当てにしたお墨付きのようなもの。一方、江戸との関わりが深い町や江戸の風情を残す古い町並みが「小江戸」と呼ばれている。正式な組織はないものの「小江戸サミット」という会議を開き、PR方法などを話し合っている。「小江戸」人気の上昇と「小京都」の下降を次のように分析している。「小京都」は、遠い京都に行くのが大変だった時代の代替地だった。だが、交通機関の発達で本家の京都が近くなり、すぐにでも行けるようになってしまい存在価値が無くなってしまった。一方「小江戸」は、本家の江戸は消滅してしまったので、江戸情緒を味わうには現地に赴かなければならない。結果として、観光地としての人気は高まっている、と。本家のある京都と本家の無い江戸が、地方の観光地の人気に影響を及ぼしているという意見が面白く感じ、このブログに書いてみた。
26日 6月 2018
自分は本来犬も猫も嫌いだ。小学校に上がる前の頃、親戚のチョビという名の犬に噛みつかれた。それ以来、自分にとって犬は嫌いというよりは怖い存在になった。一方猫は次の瞬間何をするか分からない。やっと親しくなったと思っても、いきなり爪を立ててくる。信用の置けない存在といえる。でもカミサンの影響で今は猫派になった。しかし、猫の事ばかり書くのも不公平だから、偶には犬の事も書いてみようと思う。ブラジルのニュースが面白い。離婚した夫婦の犬についての親権だ。本来、離婚協議で犬は「モノ」として見做されるが、離婚された男も飼い親としての権利を認めたとか。訴訟を起こす方も凄いと思うが、その親権を認める裁判所の判断も凄いと思う。でも、もっと凄いと思うのが「犬の十戒」。十戒といえば「モーゼの十戒」。モーゼの十戒とは、モーゼが神から与えられたとされる10の戒律のこと。だから「犬の十戒」とは、神から与えられた戒律なのだと考えるべきものなのだろう。そのなかで、自分が一番気に入ったのは第5。Talk to me. Even if I don’t understand your words, I understand your voice when it’s speaking to me.(私に話しかけてください。あなたの言葉は理解できないけど、私に話してるあなたの気持ちは理解しています)。この「犬の十戒」を知って、自分は犬も好きになりそうな気持になった。
25日 6月 2018
プロ野球で審判誤審の珍事があった。22日のオリックス対ソフトバンク戦。延長10回ソフトバンク中村外野手の打ったボールが右翼ポール際に飛び込んだ。審判の判定はファール。だが工藤監督がリクエストを要求。リプレー検証し、判定が覆って2ランホームランになり、3対5でオリックスが敗けた。ところが試合後、福良監督が再度ビデオを見るよう抗議。その結果、審判団はリプレーのホームラン判定が誤審で、ファウルであったことを認めた。二重の誤審をした訳だ。お騒がせのご意見番張本は「審判が下手になった。審判は判定を覆すべきではない。線審を置くべき」と言ったとか。いまプロ野球はデジタル化により変貌しつつある。第一世代は「判定は全て審判の眼」、第二世代は「ビデオによる判定」、第三世代は「PITCHf/xシステムによる球種計測」、第四世代は「スタットキャストによる選手とボールの動きの高速・高精度分析」。日本は今年から第二世代に入ったが、米国はすでに第四世代に突入している。デジタル化がもたらすものは、判定の正確さだけではない。球種を計測することにより、投球術が向上する。スタットキャストを使えば、打つ方も捕る方も技術の向上に役立つことになる。野球とデジタルが共存するだけでなく、デジタル化は野球技術の先生にもなるのだ。これを使わない手は無い。でも張本は第一世代に引き戻そうとしている。老兵は静かに去るべきだと思う。
24日 6月 2018
6月13日から苦しんできた。ブログ「Windows 10 Version...
23日 6月 2018
昨年3月に道路交通法が改正された。主な改正点は、準中型運転免許の新設と高齢運転者対策の推進の二つ。問題は準中型運転免許の新設だ。準中型免許とは、普通免許と中型免許の間に新設された、車両総重量7.5トン未満で、最大積載量が4.5トン未満の自動車まで運転できる免許のこと。簡単に言うと、普通自動車から2トントラックまでを運転出来るということ。政府の広報は良い点ばかりを宣伝する。これまでは、車両総重量11トン未満までのトラックを運転するには中型免許が必要で、取得要件は、満20歳以上で2年以上の普通免許保有が必要だったが、準中型免許は、運転経験を問わず18歳以上であれば総重量7.5トンまでの自動車を運転することが出来る。準中型免許で運転できるトラックは、宅配便やコンビニの配送、建設や土木などの資材運送をはじめ、幅広い分野で利用されていると。良い事ずくめだ。ところが、落とし穴があった。消火活動に使う殆んどのポンプ車が、改正後に普通免許を取得した消防員には運転が出来ないのだ。消防車製造の国内大手は「モリタ」。モリタによると、この重量制限内でポンプ車に水槽を付けるのは技術的に難しいという。水槽無しだとホースを消火栓につないで水を引く必要があり、水槽付きのポンプ車より初動が遅れる危険性があるという。でも、もっと大きな問題は全国的な消防団員の減少だ。60年前に較べ人数は半減している。それに今回の道路交通法改正が追い打ちをかけている。消防法の特例は出来ないのかと思うのだが。
22日 6月 2018
裁判所の判断は判例に基づくものが多い。過去との整合性を大事にするあまり、変化する時代に合った判断を下すものは殆んど無いのが現状だ。ところが、米国の最高裁が画期的な判断をした。州政府がネット通販業者から日本の消費税にあたる売上税を徴収することを認める判決を出した。これまでの判例では州内に店舗や物流施設など物理的な拠点を持たない業者に対して、州は売上税の納付を義務付けることが出来なかった。判事は「物理的な拠点を求めるルールは、小売業者の公平な競争を阻んできた」と指摘。ネット通販が広く普及した時代に即した素晴らしい判断だと思う。日本ではアマゾンの売上が毎年大幅に伸びている。アマゾンは便利だから自分も使っているが、アマゾンが伸びると、小売業者が次々と潰れていく。米国のトイザラスが潰れたのが典型例だ。でも将来もしアマゾンが潰れると、周りは小売業者が無くなっていて買い物難民が続出する事態になる恐れもある。日本では、イオンの進出で周りの小売店が廃業し、イオンが去ると住民は買い物難民になってしまった事例がある。大規模店舗法を復活せよとは言わないが、国会や最高裁の知恵の出し所でもあると思う。
21日 6月 2018
6月15日から始まった民泊が大混乱だ。民泊仲介サイト最大手のエアビーアンドビーが、6万件以上あった掲載物件のうち4万件以上の表示を止めたとのニュースが流れた。政府は違法施設の宿泊は認めないと言っていたから、てっきり、違法施設だらけなのかと思っていた。ところが、事実は相当違うようだ。慶応大岸教授が解説をしている。民泊法が成立したのが昨年の6月。そして今年の6月に施行。今日までに1年もの猶予期間があったのに、行政が後手を踏んだのが原因。一つは切り替え時期の混乱を見越した手を打たなかったこと。もう一つは、法律の常識を覆して、法律の効力を施行日より前に遡及したこと。施行日より前に遡及した原因は、自民党議員から違法民泊を取り締まるよう強く要求された観光庁役人が、ビビッて5月下旬になって態度を豹変させ、民泊仲介サイトに対して違法施設への予約の取り消しや、合法物件への予約の変更を求めたためだと言う。何の事はない。単なる人災なのだ。犯人は民泊関連の自民議員と観光庁だ。自分は観光庁発足当時から、頼りにならないものと思っていた。要するに、当事者意識が無い。達成目標は単に世情におもね夢を語るだけだし、責任も負わない。だが、日本には真の観光庁は必要のはず。でも、今こんな組織のナ~ンチャッて観光庁は、全く不要だと思う。

さらに表示する