31日 1月 2018
数日前から今宵のスーパー・ブルー・ブラッドムーンを楽しみにしていた。日本では36年ぶり、北米では150年ぶりの珍しい現象と言われている。スーパームーンとは月の距離が地球に最も近くなり14%も大きく30%も明るく見える月。ブルームーンとは満月。ブラッドムーンとは皆既月食により赤っぽく見える月。この3つの現象が同時に起きるのがスーパー・ブルー・ブラッドムーンだ。3つが重なる確率は、計算上では0.042%で平均すると265年に1度の出来事とのこと。今宵を逃しては2度と見られない貴重な現象だ。午後9時前に欠け始め、10時頃に皆既食になり、11時過ぎに元に戻るという。満を持して待ち構えた。いきなりスーパー・ブルー・ブラッドムーンを見ても、普段の月と比較出来ない。そこで8時頃に寒さを堪えてベランダに出た。薄曇りではあったが、東の空に月が見えた。さあ、あとは10時になるのを待つだけ。ところが、見ることは出来なかった。今日はゴルフのためいつもより早く早朝の5時半に起きた。帰宅後アルコールを飲み良い気持ちになっていた。快い疲れとアルコールが睡魔を誘ってしまったようだ。目覚めた時は既に宇宙スペクタクルショーが終わっていた。残念。
30日 1月 2018
受動禁煙対策法が、また一歩後退しそうだ。昨年の6月頃は塩崎前厚労相が屋内全面禁煙を主張していた。それに反対していたのがヘビースモーカーの竹下国対委員長や麻生財務相を筆頭とする自民勢力だった。塩崎は妥協しない。頑張れ塩崎という気持ちで成り行きを見守っていた。だが、決着は簡単に着いた。8月の内閣改造で塩崎が外され加藤に代わった。受動禁煙対策の健康増進法改正案が骨抜きにされる始まりだった。現在この法案は、嘗ての屋内全面禁煙から分煙可に戻された。屋内全面禁煙については、その店舗面積を30㎡から150㎡に広げようとしている。この法案は、国際基準に較べると遠い位置にある。世界の主要国では、屋内全面禁煙でかつ喫煙室も認めないのが主流だ。WHOやIOCは「タバコのない五輪」を目指している。安倍首相は東京五輪に向けて昨年の年初施政方針演説で「受動喫煙対策の徹底」を明言していた。あの言葉は何処へ行ってしまったのだろう。安倍の言葉は軽い。実行が伴わない。たかがタバコ一つの法案すらも貫徹出来ない。地方創生、すべての女性が輝く社会、一億総活躍社会、人づくり革命、働き方改革と数々の旗は立てるが、結果を伴わず全て尻つぼみ状態。有口無行または舌先三寸とでも言うべきだろう。安倍は「有言実行」を座右の銘にすべきだと思う。不言実行は望みようもない。
29日 1月 2018
1週間程前の日経朝刊1面に「日本政府、欧州の原燃会社買収へ交渉...
28日 1月 2018
世界経済フォーラムで、ノルウェーが経済指数でみた「世界で最も国民にとって優れた国」と報告された。算出の根拠はGDPとは異なるIDI(The Inclusive Development...
27日 1月 2018
血圧の降圧と痛風再発防止のため、月一回医者通いをしている。薬は帰り道の薬局で貰うことになる。降圧剤は先発薬を指定している。薬剤師がジェネリックに替えないかと言う。自分は嘗て先発薬からジェネリックに替えたことがある。明らかに効果が落ちたので、先発薬に戻した経緯がある。その経験を話しジェネリックを断った。すると、今後新しく薬が必要になった時、ジェネリックにしても良いかとしつこく尋ねてきた。新しい症状に対し先発薬とジェネリックの有意差は判断出来ないのでOKと答えた。それにしても随分熱心だなと思った。家に帰り新聞を見ると、厚労省がジェネリックへの転換を半強制的に法令化するとの記事。高齢者の医療費が嵩む一方だからジェネリックに転換させようとする意図は充分理解出来る。だが、ジェネリックの薬効は本当に先発薬と同じなのだろうかという疑問が湧いてきた。先発薬の承認申請には、安全性、毒性、薬理性を初め20以上の資料を揃える必要がある。一方、ジェネリックは簡単だ。有効性・安全性等は先発薬で確認されているから、安定性試験・生物学的同等性試験等の基準を満たせば承認される。生物学的同等性試験とは血中濃度の推移が先発薬と同等かを見る簡単な試験。と言うことは、ジェネリックの薬効は未確認のまま。多分同じように効くでしょうというレベルだ。身を持って体験しないとジェネリックには替えられない。どうやらジェネリックは、薬効とプラシーボ効果を併せ持つようだ。
26日 1月 2018
世界終末時計が30秒進み残り2分になったと米科学雑誌Bulletin of the Atomic...
25日 1月 2018
京都大iPS細胞研究所の論文不正問題を受け山中所長が陳謝した。マスコミに進退を問われ、不正が起きた経緯の検証や再発防止策などに注力する考えを示した。論文不正の筆頭著者は助教、ひと昔前の助手だ。問題の論文は、ヒトのiPS細胞から脳の血管内皮細胞をつくり血液脳関門と同じ働きが確認できたとする画期的な内容。だが、京大調査委員会により、計17カ所で捏造、改ざんが認定されたという。張本人の助教も改ざんを認めている。改ざんは科学への冒涜で、決して許されるものではないし、科学者失格であることは言うまでもない。最近は東大を始め論文不正が頻発している。何故後を絶たないのかを考えてみた。この研究の費用の大半は寄付金で賄われている。大学の法人化で国からの研究費用や大学運営費が削減され続けられているためだ。そのため京大のiPS研究所でさえも9割以上の教職員が非正規雇用になっているという。この助教も処遇は非正規雇用だ。短期的に成果を出さなければクビが繋がらない。iPS研究は日本が国を挙げて推進すべき分野のはず。国が全面的にバックアップすべきだと思う。山中所長の使命は、iPS研究を推進することだ。だが、研究費捻出のため寄付金集めに駆け回っているのが現状。研究に充てる時間が奪われている。まさに本末転倒と言える。また所長が一助教の論文の真贋などチェックはしない。助教の主任教授に責任がある。問われるべきは主任教授だ。穿った見方をすれば、国やマスコミが国の至宝を海外に追いやろうとしているようにも映る。
24日 1月 2018
インフルエンザが猛威を振るい始めたようだ。先週末の推定患者数が170万人を超えたとのこと。近所の小学校でも、クラス閉鎖に留まらず学年閉鎖に拡大しているという。インフルエンザの予防ワクチン接種は然程効果が無い。年によって効果は違うが、精々10~30%程度の有効性しかない。ウイルスは変異を繰り返し種類が増える反面、ワクチンは1~2種の狙い撃ちだから効果が無いことは自明の理。だから、自分はワクチンを接種したことは無い。厚労省がインフルエンザ予防の手立てとして6つのポイントを挙げている。流行前のワクチン接種、飛沫感染対策としてマスク着用、外出後の手洗い、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、人混みや繁華街への外出を控える。何れもある程度の効果は認められるが決定的なものは無い。ワクチンを受けておくと、感染しても軽く済むと言っているが、科学的な根拠は無い。単に気休めに過ぎない。だが、最近ツイッターで話題になっている予防法がある。20分おきに飲み物を飲むことだという。インフルエンザウイルスがノドの粘膜に吸着して感染するので、その前に飲み物で胃に落としてウイルスを殺してしまえば良いとのこと。定期的に水を飲むだけでインフルエンザを予防出来るのだ。極めて科学的で理にかなっている。医者も実践しているとのこと。今まで何故医者はインフルエンザに罹らないのか不思議だった。やっとその謎が解明された。自分も実行してみようと思う。
23日 1月 2018
はじめてのお出かけが始まった。目的地は館山駅の一つ前の那古船形にある鏡ヶ浦温泉。カミサンの湯治と鮑の刺身が目的だ。大雪で交通は乱れに乱れている。Yahooの路線情報で調べると、関東の路線は殆ど遅延か運休状態だ。ところが、那古船形がある内房線だけが奇跡的に正常に動いている。では行くかということになった。雪が積もり滑り易い道をペンギン歩きで踏み出した。遅延する電車を乗り継ぎ何とか千葉駅に着いた。5分遅れで出発した電車は定刻通り木更津に着いた。駅弁を買って木更津始発に乗り継いだ。駅のアナウンスでは、本日に限り那古船形止まりになると言う。目的地まで行けるからラッキーと安堵し、社内でビールを飲みながらアサリ弁当を食べ始めた。ところが、動き始めた車内放送では、強風のため佐貫止まりだと言う。JRのアナウンスが駅と車内で違う事を言っている。佐貫の先はどうなるのかの説明も無い。JRは路線だけでなく情報までもが乱れている。極めて不正確で不親切なJRだとむかついた。佐貫より先に行くには、太川陽介ばりに在るか無いか分からない路線バスを乗り継ぐことになる。そこまでのリスクは取りたくない。君津で降りてホテルに事情を伝えキャンセルして引き返すことにした。外食で夕食を摂るには、まだ日が高い。途中のデパートに立ち寄ると長崎物産展を開催中。鯖寿司を買って自宅での夕食とした。「はじめてのお出かけ」は見事に失敗した。結局、鮑が鯖に化けた一日であった。
22日 1月 2018
4年ぶりに大雪警報が発令された。都心でも20cm以上の積雪を記録している。この雪が降り終わるとこの冬一番の大寒波が到来するという。当分雪は解けそうもない。綺麗な雪景色が危険なものに豹変する。各地でスリップ事故や転倒事故が多発するのだろう。こんな時は年寄りに特権が生じる。慌てて外出することはない。雪が解けるのをひたすら待ち、家に籠もっていればいれば良いのだから。だが、今回は違う。実は明日からカミサンの湯治のため温泉地まで車で行く計画になっている。でも、この雪だ。車を諦め鉄道やバスに変更することにした。今日は計画を練り直すため、時刻表調べに相当時間をとられた。とは言っても、明日の運行状況は不確かだ。最悪の場合はホテルのキャンセルになるが、取り敢えず不確かな中を進むことになる。途中に如何なる関門が待ち受けているかも分からない。まるで人生の縮図のようだ。昔「はじめてのお使い」というテレビ番組があった。幼い子が、初めて一人で近所の店まで買い物に行くのを、カメラが追いかける内容だった。愛おしさが滲んでいた。きっと明日は年寄りの「はじめてのお出かけ」気分になるに違いない。