昨日このブログに書いたように、テレビ局はこれまで連日万博の危険性・問題点を報道していたが、数日前からその報道をピタッと止めた。そして今日からは万博礼賛のオンパレードに切り替わった。NHKも民放も堰を切ったように万博が素晴らしいとして事細かく報道を始めた。大屋根は思った以上に迫力があるとか、各国のパビリオンが素晴らしいとか、まるでお祭り状態だ。テレビ各局は万博に協賛しているのだから、持ち上げる気持ちはある程度理解出来る。テレビは報道が仕事で、かつメインイベントの万博が開かれるのだから、万博開催に焦点を当てるのは当然かもしれない。しかし、余りにも節操が無いと言える。結局、テレビ局にとって、万博の危険性はさておいて、お祭り状態であれば良いという理由だ。これから半年間、万博は開かれる。でも、テレビ局は真実を報道すべきだと思う。万博が素晴らしければ、素晴らしいと報道すれば良い。でも、会場の危険性にはそれ以上の焦点を当てるべきだと思う。恐らく、来場者にとって、ガス爆発という危険と熱中症という過酷な見物ツアーとなるに違いない。それでも、その困難に乗り越えて「万博は良かった」と言える入場者が沢山いれば、少しは慰みになると思う。でもそれは無い。結果は半年後に出ることになる。否、もっと前に。
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