大阪・関西万博の開幕まで1週間を切った。ネガティブ要素は数多ある。パビリオンの遅れやチケットの売れ行きが悪いだけではない。屋外の電気設備地下ピットで、着火すれば爆発を起こしうる濃度を超えたメタンガスが検知された。目玉の大屋根リングの土台部分の盛り土の護岸が、約1100mのうち、半分以上の約600mも海水に浸食されてしまった。開催期間中に大屋根リングが崩壊する恐れも出てきた。大屋根リングの一番上は1周ぐるっと歩けるようになっているが、名前に反して屋根がない。また、テストランで大阪府民ら約3万人が入場したが、会場に入るだけで1時間半もかかった。期間中は1日最大22万7000人の来場者が想定されている。熱中症で多くの人が倒れるだろう。ところが、開幕が近づくにつれ、これらの報道は鳴りを潜めるようになった。何故なら、テレビ各局は万博に協賛・参画しているからだ。この状況は、兵庫県知事選で何も伝えないテレビ報道とソックリだ。テレビ報道が事実を隠蔽しているとも言えそうだ。
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