東名高速道路や中央自動車道などの自動料金収受システムETCに障害が発生した。今日午前0時半ごろに発生し、夜半の今でも終息していない。東京、神奈川、山梨、岐阜、静岡、愛知、三重の各都県17路線、100カ所以上の料金所、ETC専用レーンが閉鎖された。大渋滞が続いた。原因は、深夜割り引きの見直し作業によるものか、ハッカー攻撃かも分からない。最大の問題はNEXCO中日本の対処だ。最初は、単にETC入り口を閉鎖した。次に人海戦術で係員が1台1台切符を手渡した。それでも渋滞が解消されないので、入り口を開放し、後日料金を徴収することになった。NEXCO中日本の対処には2つの間違いがある。1つは、即入り口を開放しなかったこと。高速道路は、人間で言えば血管そのもの。己のミスなのに血液を止めてしまったのだ。異常時の対処マニュアルが無いのが致命的だった。NEXCO中日本は社会的責任・義務が欠如していると言わざるを得ない。もう1つは、利用者に大迷惑をかけていながら、料金を請求したこと。利用者にすれば、むしろ慰謝料をNEXCO中日本に請求したいところだ。NEXCO中日本の企業理念の始めには「お客さま起点で考える」とある。飾り物の基本姿勢を徹底的に学び直す必要がありそうだ。
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