嗚呼、自分の無い石破首相

石破首相は自身の商品券配布問題について「自分を見失っていたかもしれない」と語った。石破ほど言うこととやることが違う政治家は珍しい。総裁選の当初「解散ありきではなく、予算委員会後に信を問う」と言っていたが、即解散に走った。この時から、石破は前言を翻す信念の無い輩だと思った。日本製鉄はUSスチールを完全子会社化すると言っているのに、トランプには投資だとすり替えてしまった。日本製鉄にとっては大迷惑だ。立民から食料品の消費税引き下げを求められ「検討させてください」と実施に含みを持たせたが、財務省に言い含められ、翌日にはがらりと変身し否定してしまった。選択的夫婦別姓では、推進派から慎重派に宗旨変えしてしまった。ヘイト製造機と化した杉田水脈前衆院議員に関し「強烈な違和感は持っている」と言っているのに安倍派の圧力に負けて参院選比例代表で公認した。高額療養費制度の見直しでは、全面凍結に至るまで迷走に迷走を重ねた。高校授業料無償化と103万円の壁については、単に予算が少ないからという理由で、維新の意味の無い無償化に迎合した。要するに、石破にとっては予算成立と参議院選挙対策にしか眼中は無いのだ。これから日本は世界の荒波に揉まれることになる。乗り切るには、最低限石破が退場することこそベストだろうと思う。