タワマン空室税って

神戸市が「タワマン空室税」の導入を検討し始めたが、全国的に波紋が広がっている。増税流行りだが、こんなタワマン空室税があって良いものだろうか? 神戸市中心街はタワマンが多い。しかし、タワマンの上層階は居住実態のない所有者が予想以上に多いとのこと。投資目的で所有しているケースとみられている。そこで市は「タワーマンションと地域社会との関わりのあり方に関する有識者会議」を設置した。その有識者会議の答申が「タワマン空室税の導入」とのこと。その理由はこうだ。実際に住んでいない人は修繕積立金などの負担に参加していない可能性があり、建物の保守に支障をきたす恐れが有る。将来劣化で取り壊すとしても原資が足りず、廃墟化してしまう恐れが有る。要は原資を確保しようということだ。しかし、マンションの区分所有者または居住者は、管理組合に入っている。必ず管理費と修繕積立金を支払う義務を負っている。たとえ空室でも所有者には、その義務があるのだ。滞納が長引けば、訴訟の手段もある。取りはぐれることはない。この有識者らは、マンション管理について無知過ぎるのだ。神戸市は兵庫県知事と同様に、常軌を逸しているように映る。