来年度予算案成立の攻防が面白い。維新は高校無償化を勝ち取り、賛成に回りキーボードを握った。一方、国民は年収の壁の突破はならず反対に回り主導権を握れない。この状況を泉房穂前明石市長が上手いこと言っている。泉前市長はかねてから「国民負担増の政治」から「国民を救う政治」への転換を訴えている。しかし、国民案の103万円の壁を178万円にすれば、6兆円規模の減税効果と言われていたのに、維新はその60分の1の1000億円で新年度予算可決の賛成側に回ってしまった。与党過半数割れで「国民を救う政策」への一部転換が図られそうな状況だったにもかかわらず、維新のたった1000億円という安売りで、国民の苦しみは続くことになりそうだ。国民の失望は大きい」と私見を綴っている。石破政権から見れば、高校無償化には5000億円掛かるが、取り敢えず来年度は1000億円で済む。来年度予算さえ通れば、維新は不要だ。石破は再来年度の責任は無いと考えているに違いない。結局、維新は自民に虚仮にされたということだろう。最早、維新に明日は無い。
コメントをお書きください