みずほ銀行は元行員1人が貸金庫から顧客2人の現金数千万円を盗んでいたと今月18日に発表した。昨年の三菱UFJ銀行に続き、また行員による貸金庫窃盗かと思った。ところが、そうではない。事件は2019年に発覚していたが、6年間も隠蔽していたのだ。事件は三菱UFJ銀行よりも前に起きていたのだ。公表していれば三菱UFJ銀行の事件は防げたかもしれない。三菱UFJ銀行のケースでは、元行員は窃盗容疑で逮捕され、三菱UFJ銀は半沢淳一頭取ら役員5人を減給処分した。だが、みずほ銀行のケースでは、元行員を懲戒解雇したが役員の処分は無し。元行員は未だ逮捕されていない。再発防止策を講じたというが公表もされていない。これまで事件を非公表とした理由について「お客さまとの関係なども踏まえて公表しなかった」といい加減な説明している。みずほ銀行は三菱UFJ銀行以上に、顧客の信用で成り立つ銀行業務の根幹を揺るがしている。
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