OpenAIが最初のチャットGPTを発表した2018年は衝撃的だった。チャットGPTは年々進化し、人間の脳に置き換わるのではと話題になった。でも、現在は「人間の脳を超えることはない」というのが通説だ。ところが、マイクロソフトでWindows95開発実績のある中島聡氏は「AIは人間を超える」と確信しているという。人間は地球に存在する生物の中で、最も知能が高い生物と言われている。人間の脳と他の動物の脳に特別な違いはない。人間が言葉や道具を使いこなせるまでの知能を得るために唯一必要だったのは「脳の容積」だったのだ。人間の知能の上限は1400立方センチ・860億個ニューロンという物理的制約により決まっている。それに対し、AIの知能の上限は、投資額と供給できる電力で決まる。結果として「AIが到達できる知能レベルは、人間のそれよりもはるかに高い」ことはほぼ確実だ。GPUの誕生と、GPUのニューラルネットへの活用により、ポテンシャルが一気に解放された。「人間の脳の容量には限度があるけど、人工知能にはない」という驚異的な事実に気が付いた。「AIが到達できる知能レベルは、人間のそれよりもはるかに高い」ことは、ほぼ確実であると納得した、と言う。
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