農水省もマスコミも「コメ不足は投機筋による買い占めだ」と言っている。本当だろうか? 農水省によると、2023年秋の主食用米の収穫量は661万トン。しかし、これに対して需要は705万トンもあったので「40万トンの米不足」が起きていた。それが2024年春から徐々に露呈して、夏にはついに店頭からコメがなくなった。農水省は「9月になって新米が出回れば米不足は解消する」と盛んにアナウンスしていた。しかし、その後も「40万トンの米不足」は続いているのだ。道理で米価高騰が続く訳だ。その原因は収穫量の低下だ。農水省は、2018年に減反政策を表面上廃止した。だが、その後も米から転作する農家に補助金まで出して、主食用米の生産量を絞っているのだ。結局、コメ不足は農水省の為せる技なのだ。日本の食糧自給率は38%と極めて低い。食糧安全保障の観点からも、早急に減反を増反に切り替えるべきだ。今や自民党は少数与党に成り下がっている。野党は農林族と対峙し、増反政策を実現すべきだと思う。
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