顔認証あれこれ

長らく使っていたiPhone8をiPhone15に機種変更することになった。iPhone8の生体認証は指紋だが、iPhone15は顔認証に変わるという。マイナカードの顔認証はエラーが多いことで有名だ。そこで少し心配になり調べてみた。マイナカードの顔認証は、化粧、メガネ、髪型が変われば認証しないことが多いという。マイナカードは平面的な写真だけを使い、目や鼻、口、耳といった顔の特徴点を手掛かりに、写真と同一人物なのかを判定している。そればかりではない。マイナカードの顔認証機は5社が作っていて、メーカー毎に異なっているし、写真の鮮明さも影響しているとのこと。それに較べiPhoneの顔認証は、平面的な写真だけではなく、赤外線カメラなども活用して顔の3Dデータも使っている。では、マイナカードも3Dデータにしたらと思うが、ICチップの性能面から無理だという。デジタル庁は2026年に、現状のマイナカードよりも機能を向上させた次期個人番号カードを導入しようとしている。しかし、現状の顔認証でも「大きな支障が生じていない」という判断から、白黒の平面的な画像だけという今のままとなる予定とのこと。結局、マイナカードの顔認証はセキュリティの強化ではなく、顔写真による盗用防止のためにあるようだ。