トランプ狂騒曲の始まり、始まり

トランプの関税狂騒曲が始まった。2月1日、トランプ大統領はカナダ、メキシコに対して25%の関税、中国に対して10%の追加関税を4日から課す大統領令に署名した。ところが直後の3日、トランプ大統領は発動を30日間延期する大統領令を発出した。いずれもカナダ、メキシコ両首脳との電話会談で、対策を取っていると判断したからだとしている。でも、当初から発動を3月1日に延期する方針だったのが真相とのこと。いずれにしてもブラフ政治であることに違いはない。トランプは就任演説で、議会襲撃事件の恩赦、政府効率化省の設置、パナマ運河奪還、パリ協定離脱、エネルギー非常事態宣言、多様性政策撤廃、メキシコ国境の非常事態宣言、出生地主義の廃止、不法移民の強制送還、石油・天然ガスの積極的採掘、グリーンニューディール終了、EV優遇策廃止、貿易システムの見直し、対外歳入庁の設置、言論の自由の徹底、建国の精神・愛国心教育等の改革を並べた。常人は良識・常識を真っ向から覆されると、意外とすくむものだ。さて、何時になったら反撃するのだろうか。