年賀状じまいあれこれ

「年賀状じまい」がブームになっているという。日本郵便が、今年の元日の年賀郵便物は約5億通で、前年よりも34%減ったと発表した。日本郵便は郵便料金を値上げしたので、年賀はがきの発行枚数を26%減らしていたが、想定を超える減少幅となったとのこと。確かに、今年は自分宛てにも「年賀状じまい」との年賀状が多かった。かく言う自分も、今回「年賀状じまい」をした一人だ。もう数年前から決めていた。今年は79歳になる。80歳になる年の正月に年賀状を出すのもどうかと思い、カミサンと相談し、今年で「年賀状じまい」することにした。自分が年賀状を出す宛ては、普段から親しい人もいるし、年賀状だけの人もいる。SNSやメールの方が、近況を伝え易い。年1回のご挨拶も大切だが、SNSに切り替えた方が、より親しみが湧く。でも、皆がSNSやメールをする訳でもない。どうしようと迷ったが決断した。翻って考えると、年賀状自体は良い風習だと思う。日本の良さだ。郵便料金が値上げされたからといって「年賀状じまい」した訳ではない。逡巡の結果であった。