IOWNに将来性がありそうだ。スーパーのAEONではない。NTTのIOWNだ。IOWNとはInnovative Optical and Wireless Networkの略。NTTが目論んでいる構想で、情報を伝送するネットワークから端末、演算処理まで、すべてに光技術を導入するというもの。情報の伝送や処理をこれまでの電気信号から光に置き換えることで、消費電力は100分の1に減り、伝送する情報の容量は125倍に増え、遅延も200分の1に改善することが期待出来るという。デジタル化で社会の効率や利便性は向上したが、処理にかかるエネルギーも加速度的に増えている。生成AIの学習には原発1基の1時間分の電力が使われるとの試算もある。IOWNが実用化されたら、世の中はどう変わるのだろう。川添NTT副社長は「省エネ化出来、スマホの充電は年1回で済むようになる。伝送の遅延がないので、遠隔で手術ロボットを緻密に操作出来る。データを瞬時にバックアップし続けることでサイバー攻撃が無くなる。映画1万本を一瞬でダウンロード出来る」と夢を語る。夢を夢に終わらせることなく実現してほしいものだと思う。
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