ホンダ・日産が統合して、どうするの?

ホンダ・日産が統合へとの報道。持ち株会社を設立し将来的に三菱自動車も合流するという形で世界3位の自動車メーカーとなる筋書きだ。でも、二流、三流、四流のメーカーが合流してたからと言って一流になれるのだろうか。ホンダ・日産の関係は、3月に提携検討から始まり、8月には協業の覚書となり、今回は経営統合まで一気に進んだ。でも、日産の業績は赤字に陥った。内田社長は「稼げる車がない」と発言し、匙を投げている。だからといってホンダに日産を蘇させる能力は無い。元々両社が統合したからと言って再生の道など無いのだ。偶々、鴻海が日本政府に日産を買収出来ないかと声を掛けたのが引き金だ。鴻海は、米アップルのiPhoneを受託生産している。ビジネスモデルはCDMS(設計・製造受託サービス)だ。iPhoneと同様にEVでもCDMSを強化したい考えた。そこで窮地に陥っている日産に目を付けた、ということだろうと思う。ホンダ・日産の統合はビッグニュースだが、風が吹けば桶屋が儲かるの諺を彷彿とさせる。失敗するに決まっている。