自民と立民が、使途公開が不要な政策活動費を全面廃止することで合意した。これで政治と金の最大のブラックボックスが消滅する。今後政党や政治団体の支出はすべて使途の公開が必要となる。あれほど廃止に抵抗していた自民をねじ伏せたのは、少数自民に対し野党が一致団結した結果といえる。やっと正常な国会に戻ってきたと思う。今後は、残る4法案の成否に注目だ。企業・団体献金の禁止法案に加え、国会議員関連の政治団体から、政治資金の支出の公開基準が緩い後援会など「その他の団体」への資金移動を制限する法案や、国会議員が政治資金を親族に引き継ぐことを制限する法案などだ。企業・団体献金については、来年3月末までに結論を出すことと先送りした。このブログ「企業・団体献金禁止の攻防」にも書いたが、野党は企業献金か公的助成かの選択を迫り、企業献金廃止に持ち込むべきだと思う。
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