「とてつもない数学:永野裕之:ダイヤモンド社」の「円周率とあなたの誕生日」が面白い。現在、円周率は小学校5年生で初めて習うことになっている。授業で「直径×円周率(3.14)=円周の長さ」の計算を学ぶのだ。自分が習った時代は、円周率=3.14だったが、ゆとり教育で円周率=3となってしまった。あまりにもゆとりがあり過ぎる。困ったものだと思っていたが、ゆとり教育も見直され、今では円周率=3.14に戻っている。円周率は3.14159…と小数点以下に不規則な数字が無限に続くことで知られている。この著者は、この無限に続くという性質は数学における最も神秘的で魅力的な現象のひとつだと指摘している。無限と言うことは、終わりが無いのだ。それ故、数え切れないほどの可能性を秘めているという。例えば、誕生日が円周率の中に隠されているという。誰の誕生日でも必ず存在するという。Irrational Numbers Search Engineで調べることが出来るという。試しに自分の誕生日1946年12月23日の存在を調べてみた。すると、数値文字列19461223は、Piの16,368,414桁目の10進数に表示されますとの答え。円周率は3.14という自分とは関わりの無いものと思っていたが、誕生日が16,368,414桁目に有ることを知り、少し胸が熱くなった。
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