高齢者には、運転免許証の更新手続きが複雑で手間の掛かるものになってきた。過去に違反をしていなくても、認知機能検査と高齢者実車講習が必須になっている。12月生まれだというのに、7月に認知機能検査を受け、11月の今日高齢者実車講習を受けた。両方パスしたので12月は運転免許センターへ更新手続きをしに行くことになる。このブログ「認知機能検査の見直しを」にも書いたが、現在の認知機能検査は認知症を判断するものにはなっていない。その割に手間もお金もかかる。一方で、医療のデジタル化が猛烈な勢いで進んでいる。従来医療機関で使用されている認知症の診断ツールはミニメンタルステート検査で、紙ベースで心理士やドクターの質問に患者が答えていくものだが、所要時間が平均10分から15分ほどかかる。ところが、スマホに入れたアプリを使ってわずか1分で認知症の診断ができる画期的なアプリが開発され、2026年には実用化の見通しだという。自動車は自動運転技術の進化で安全確保が進んでいるが、免許更新においてもデジタル化を進めてほしいと思う。
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