弱り目に祟り目の公明党

衆院選で公明党が惨敗した。議席を32から24に大幅に減らし、大阪の比例区では前回より100万票以上も減らした。公明党にとって、大阪は常勝関西と呼ばれるほどの重要な場所だ。それが、長年議席を守ってきた3区、5区、6区、16区のすべてで日本維新の会に敗北した。中でも3区は、支持母体である創価学会の中で聖地とされる特別な場所だったのだから、事態は相当深刻だ。更に先月就任したばかりの石井代表が埼玉14区で国民民主党候補に負け落選した。その上醜聞もある。公明党と熊野参議院議員がセクハラ事件で敗訴した。何と山口前代表が被害女性に「議席が減ったら困る」と口止めをしたというから、開いた口が塞がらない。池田大作名誉会長が死去してから1年が経った。創価学会内部も内ゲバが始まっている。若い世代が入信せず組織の高齢化が進んでいる。創価大学も定員割れした。公明党の平和・安全も色褪せ、自民の言いなりだ。最早ストッパーの役割も果たしていない。政治的には、金魚のフン状態だ。いつまで自民にくっついて行こうと思っているのだろうか。