我が家では、タマゴを毎日欠かさず1個食べるが、2個になることは殆どない。カミサンがコレステロールの摂り過ぎになるという信念を持っているからだ。ところが「長生きたまご:鎌田實:サンマーク出版」によると、ドクターストップなどが出ていない人なら、1日3、4個食べてもOKとのこと。昔は、タマゴはコレステロールの素と言われたが、今は否定されている。コレステロールの7~8割は肝臓で合成され、残りの2~3割が食事由来なのだ。食べて摂るコレステロール量と、血中コレステロール値の上昇の因果関係は明らかではないと判断されている。食事で摂るコレステロール量が増えると、それに対応して肝臓がコレステロールの合成を減らして、血中濃度を一定量に保とうとする仕組みが分かったからだ。タマゴには善玉コレステロールを増やし、悪玉を減らす効果がある。コレステロールが欠乏すると、細胞膜や血管が弱くなったり、免疫力が低下したり、脳出血なども起こりやすくなる。高齢者はコレステロールが高い方が長生きするというデータもある。この事実を知らなかったので自分はコレステロールを下げるためスタチン系薬を服用している。ところが、スタチン系薬には体の炎症を抑えたり、肝臓の線維化を防いだりする効果があり、脂肪肝や肝がんの予防になるという。まずはカミサンを説得して、タマゴ2個の生活を目指そうと思う。
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