NHKのラジオ国際放送の中国語ニュースを伝えていた中国人スタッフが中国語で「釣魚島と付属の島は古来、中国の領土です。NHKの歴史修正主義とプロフェッショナルではない業務に抗議します」と原稿には無い内容を述べた。NHKは即「尖閣諸島は中国の領土である」は不適切な発言であると謝罪した。NHKは「尖閣諸島は中国の領土である」の発言内容しか明らかにしていないが、実はその前に別の発言があったという。中国人スタッフは英語で「南京大虐殺、強制された慰安婦・性奴隷、731部隊を忘れるな」と発言したのを聞いた者がいる。尖閣諸島は問題だが、南京大虐殺・慰安婦・731部隊忘れるな発言はもっと問題だ。不適切発言どころではない。NHKは公共放送だ。中国から見れば国営放送と解釈される。NHKの発信が国の発信と見做される恐れがある。公共放送がジャックされるということはあってはならないのだ。この中国人スタッフは、中国の国防動員法と国家情報法に従っただけかもしれないし、あるいは中国政府の指示によるものなのかもしれない。NHKは中国人スタッフの契約を解除する方針とのことだが、それで収めるべきではない。国家レベルの問題と言える。NHK放送の抜本的な見直しが必要だ。
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