真の平和式典とは

9日に行なわれる予定の長崎平和式典において、イスラエルを招待しないことで揉めている。長崎市は「政治的な理由ではなく、平穏かつ厳粛な雰囲気の下で円滑に式典を実施したいという思惑を総合的に勘案し判断した」とコメントしている。しかし、日本を除くG7は「イスラエルをロシアと同列に扱うものだ」として、不参加を表明している。どう考えれば良いのだろう。まず、長崎市の弁解が曖昧過ぎると思う。恐らく、円滑に式典を実施したいという理由は後付けだろう。長崎市は「イスラエルのガザ攻撃はジェノサイドだ。長崎平和式典は平和を願うものだから、当然イスラエルを招待しないのだ」というのが本音に違いない。長崎市の本音は真っ当だ。ジェノサイドのイスラエルなど招待すべきではない。長崎市は曖昧な弁解をすべきではない。むしろ積極的にイスラエルを外した理由を全世界に公言すべきだ。更に言えば、ジェノサイドのイスラエルを擁護するG7をも批難すべきだと思う。それでこそ、真の平和式典と言える。