またまた出てきたトヨタの不正

トヨタは社内監査で不正は見つからなかったと言っていたが、その後の国交省の立ち入り検査で新たに7車種の不正が判明した。衝突試験で量産と異なる仕様のドアフレームを使ったり、規定通りの試験を行ったように虚偽記載したりするなどの不正を確認したと発表したのだ。トヨタの社内監査とは何だったのだろうか。豊田章男会長の本社海外移転の脅しは何だったのだろうか。豊田は周りから大久保彦左衛門的人物を全て排除し、いまや完璧なワンマンとなっている。逆らえる社員は一人もいない。己が、不正を徹底的に調査しろと命令すれば、完璧に調査されるものと勘違いしている。今更、不正をしましたと名乗り出る者などいるはずがない。名乗れば地獄が待っているだけなのだから。元々何十万人もいる社員が一人も不正をしない会社など存在しない。豊田はそれを理解していない。それ程ワンマンだということだろう。豊田が個人商店の社長であれば、優秀な経営者であったのかもしれない。しかし、大企業の経営者としては資質を欠いている。院政を敷けば、益々トヨタの社内風土は悪化する。ここは潔く身を引くべきだろうと思うのだが。