ゴルファーとバンカーの関係

常々ゴルフはマナーのスポーツだと思っている。一緒に廻るパートナーのプレーに邪魔にならないこと、後ろのパーティに迷惑をかけないことを心掛けている。最近特に感じるのは、バンカー内の後始末だ。バンカーには入れたくない。でも、そういう時に限って入ってしまうのがバンカーだ。入ってしまうと、我がボールしか目に入らない。やっとの思いでバンカーを脱出すると、レーキにより砂ならしをすることになる。その時気付くのだ。前のパーティが砂ならしを怠り、おびただしい足跡や打った跡が残っていることを。だから、いつもバンカー全体の砂ならしをすることになってしまうことになる。先日、先月下旬に行なわれた資生堂レディスオープンをテレビで観ていた。小祝選手がバンカーショットをした。勿論、上手く脱出したが、感心したのはその後だ。小祝選手は、バンカーに入った時についた足跡を辿り、バンカーから出たのだ。プロゴルファーは通常自身で砂ならしなどはしない。それでも、後ろのパーティに心遣いしているということだ。バンカーを如何に荒らさないかの意図がダイレクトに伝わってきた。小祝選手は、ゴルフプレーも一流だが、ゴルフマナーも一流であることを、思い知らされた次第。