首相の保育所ヤラセ訪問

岸田首相が保育所を視察する様子がテレビに放映されていた。少子化対策の一つとして、親の就労要件を問わず保育所などを利用できる「こども誰でも通園制度」が試行的に始まっている。虐待が疑われる要支援家庭の子どもや、外出が困難な医療的ケア児らを受け入れる施設への補助を加算する方針を明らかにするための訪問デモンストレーションだった。そこで記者団の取材に応じ「補助単価の加算措置を創設する」と表明した。1人1時間当たりの加算額は、要支援家庭の子どもで400円、医療的ケア児で2400円とのこと。ところが、岸田は記者会見で、こんな簡単な内容なのに、自身の言葉で喋ることが出来ずカンペを読み上げたのだ。情けない限りだ。これで心はここには無いことが明白で、ヤラセ訪問であることがバレバレになった。少しでも支持率を上げたい足掻きなのだろうが、かえって支持率は下がることになるはずだ。岸田には保育所訪問を思いつくほどの度量は無い。恐らく、取り巻きの入れ知恵に違いない。益々岸田の頭の中も行動も軽くなってきた。9月の総裁選まで岸田が延命するのを待つのもしんどくなってきた。