令和6年6月6日に「UFO議連」が発足した。正式名称は「安全保障から考える未確認異常現象解明議員連盟」。会長は浜田靖一自民党国対委員長で幹事長は小泉進次郎元環境相が就任。またまた進次郎のパフォーマンスかと思ったが、そうでもなさそうだ。日本では未確認飛行物体はUFOと呼ばれるが、米国では安全保障上の観点から「未確認異常現象UAP」と呼ばれ、米国防総省は2022年にUAPを調査する全領域異常対策室AAROを設置した。AAROによると、日本上空でもUAPの目撃報告が寄せられているという。UFO議連は設立趣意書で「UAPが他国の最新鋭の秘密兵器や、無人偵察機のようなものであれば、わが国の安全保障にとって大きな脅威となり得る。専門的に情報収集・分析する機関が必要不可欠だ」と対策の意義を強調している。そう言えば数年前に全国各地で上空を白い球状の物体が浮遊しているとの目撃情報が相次いだ。昨年は米国が本土上空を浮遊していた白い球状の物体を、中国のスパイ気球と断定して撃墜した。韓国では北朝鮮のゴミ風船に悩まされている。ゴミの裏には何があるのだろう。奇しくもUFO議連の発足日は令和6年6月6日。新約聖書では「666」は「悪魔の数字」と呼ばれることから、ネット上では「悪魔の日」「恐怖の日」と騒がれている。UFOだけにオカルトめいた発足になったようだ。
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