テレビ番組で刑事物が流行っている。我が家もサスペンスドラマの大フアンだ。おおよそ刑事物は熱血漢の刑事が主役だが、稀に刑事が犯人のこともある。でも、ドラマで刑事が犯人というのは禁じ手だ。いつも、そう思う。ところが、現実にそういうドラマが進行しているのかもしれない。そう思わせるのが、鹿児島県警の隠蔽疑惑だ。警察が隠蔽したとする内部文書を外部に送った事が漏えいとして本田鹿児島県警前生活安全部長が逮捕され、国家公務員法違反の罪で起訴された。隠ぺいを指示したとされる県警トップの野川本部長は、隠ぺいを指示した事実はないと否定した。でも、警察が事件を隠ぺいしようが、民間には数々の証拠が残っている。恐らく、真相は本田前生活安全部長が熱血漢で、野川本部長が隠ぺいを企んだ犯人だと憶測される。鹿児島県警は以前から不祥事が相次いでいる。本庁に戻りたい野川本部長は自身が鹿児島にいる間は、県警の規律は向上していると見せたいのだろう。手っ取り早いのが事件の隠ぺいだ。しかし、現実は本田前生活安全部長は罪に伏し、野川本部長は栄転するということになるのだろう。警察の常識は世間の非常識と言うが、まさに絵に描いたような展開になりそうだ。
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