TV局謝罪あれこれ

テレビ東京が、報道番組WBSで番組「激録・警察密着24時」がBPO放送人権委員会の審理に入ったことを報告し謝罪した。アニメ「鬼滅の刃」に絡む不正競争防止法違反事件を取り上げた際、社員が過剰な演出をし、その社員に社内処分をしたことを発表した。TV局が、自社内の誤ちを報道することは極めて稀だ。フジTVは、大谷選手の自宅暴露報道について「大谷翔平選手と関係者の皆様にご迷惑をかけ、不快な思いを抱かせたことを大変申し訳なく思っています」と謝罪し、併せて「ドジャースから出禁処分を受けた事実は無い」と報道した。どちらがメインだったのだろう。日テレは、24時間テレビ「愛は地球を救う」の寄付金着服事件について、責任者ではない水卜麻美アナが謝罪した。番組を中止にすべきという声が高まっている状況下で、引き続き放送するのであれば、経営陣が自らの口で説明すべきところだ。日テレは更に「セクシー田中さん」原作者の芦原妃名子さんが亡くなった問題で、報告書を発表したものの、当事者意識に欠けると世間から猛批判に晒されている。更に、大谷選手自宅暴露で出禁を喰らったことにも会社からのコメントは無い。テレビ局の資質としては、テレ東>フジTV>日テレの順だが、3者とも資質に欠けると言える。残念。