地元大阪でも維新の党勢が急激に衰えているという。維新政治が大阪を席巻した理由は、既得権益にしがみつく古い自民党の体質のような前例主義を変えようとしたことにあった。ところが、政策よりも密約、市民生活より利権、団結より内部抗争、人材不足等々で、とうとう大阪人にそっぽを向かれてしまったようだ。橋下元代表も「法案の中身ではなく密約などの多事考慮で採否を決める政党になってしまった」と嘆いている。吉村代表は関西万博とIRをゴリ押ししている。万博会場建設費は、当初の1250億円から2350億円に膨らんだ。予算管理が出来ていない。更に万博関連費用は13兆円まで膨れ上がった。吉村が批判されても万博を強行する裏には13兆円の利権が絡んでいそうだ。馬場代表は、代表選を争った足立衆院議員を党員資格停止に追い込んだ。党首討論では馬場代表が暴走した。都知事選で石丸伸二前安芸高田市長を党候補にしようとしたが袖にされ、挙げ句の果て、支援の禁止令を出した。数え上げたら切りが無い。藤田幹事長の選挙区の大東市や寝屋川市でも、維新は市長選で負けている。吉村の出身地である河内長野市の市長選では候補者すら擁立出来なかった。関西圏以外では存在感が薄いといわれる維新だが、今や大阪でも風前の灯火だ。結局、第2自民党であることがバレてしまったからだろう。
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