近視は治療が必要な病気

WHOが「2050年には世界人口の約半数が近視になる」という予測をしている。今、近視が世界的に問題になっている。「近視は治療が必要な病気である」という認識が、世界的に高まってきているという。ところが日本では「メガネを掛ければ良い」程度の認識しか無いのが現状だ。近視撲滅を目指すクボタグラスの発明者である窪田良氏が、日本人も「近視は病気である」ことを認識するよう警鐘を鳴らしている。10年前の近視人口は20億人で世界人口の3割だったが、この40年間で一気に2割も増えるのだ。生物の進化は10万年から100万年単位で起きるから、極めて異常な変化と言える。この爆発的増加の主体は、子どもの近視の増加なのだ。近視は将来的なリスクを抱えている。近視の人は将来、緑内障、白内障、網膜剥離、近視性黄斑症といった病気にかかるリスクがはね上がる。失明に繋がる病気なのだ。翻って自分の状況はどうなのだろう。10年以上前はド近眼だった。白内障手術でメガネが不要の生活に変わった。緑内障の気も有ると言われたが、治療は受けていない。年を取れば誰しも視神経はやられていくものだと思っているからだ。しかし、孫たちの近視は気に掛かる。事ある毎に口酸っぱく躾けることにしようと思う。