昨夜22時46分にJアラートが発令され、スマホがけたたましく鳴りビックリした。「ミサイル発射。北朝鮮からミサイルが発射されたものとみられます。建物の中、又は地下に避難して下さい」という内容だ。果たしてJアラートを発令する必要はあったのだろうか。北朝鮮は、日本側に軍事偵察衛星となる人工衛星の打ち上げを事前予告していた。そしてNHKは「北朝鮮から海上保安庁に対し、27日から来月4日までの間に人工衛星を打ち上げると通報がありました。落下が予想されるのは、いずれも日本の排他的経済水域=EEZの外側にある黄海や太平洋の3つの海域で、海上保安庁は航行警報を出して注意するよう呼びかけています」と報道していた。しかもNHKは、国内向けには「ミサイル」と報じ、海外向け英語ニュースでは現実に即して「サテライト(衛星)」と報道したのだ。明らかに、Jアラートは執拗に国民の危機感を煽っているのだ。真面な政府であれば、事前に発射がわかっているので「こんな予告が出ていますよ」と落ち着いて繰り返し広報するほうが、夜帯に突然Jアラートを発令して人々を驚かせるよりも、よほど国民を保護出来るというものだ。多発するJアラートの空振りは、オオカミ少年の轍を踏むことになりかねない。
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