窮すれば通ず

世界的にEV需要が落ちているという。航続距離が短い、充電スタンドが少ない、充電時間が長すぎる、等の短所があるからだ。なかでも問題なのが充電時間だ。ガソリン給油であれば3~5分だが、EVは数時間以上かかり、急速充電器を使っても30分はかかる。ところが、5分で充電出来るシステムが登場したとのこと。バッテリーごと交換してしまうシステムだ。米スタートアップ企業のアンプルが開発したものだ。2レーン分あるので、1日に50台程度の交換に対応出来るという。エネオスなど3社が、EVの駆動用バッテリーをその場で交換する全自動交換ステーションの実証設備を京都に開設した。協賛するタクシー大手のエムケーホールディングスがステーション用地を提供し、バッテリーを交換できるようにリーフのタクシーも改造したとのこと。今後順次リーフ以外の国産EVなどの適合性検証も行う予定とか。この手があったのかと思った。充電時間をガソリン並みにするには相当時間がかかりそうだ。野球で言えば、中継ぎ投手としてもピンチヒッターとしても有望だ。窮すれば通ずるのだ。