都知事選の前哨戦

七夕投開票の都知事選が面白くなってきた。現時点で12人が立候補表明している。小池都知事は未だに態度を明らかにしていないが、石丸伸二安芸高田市長が早々と出馬を表明した。石丸市長と言えば、市議会で居眠りをしている市議に対し「居眠りをする、一般質問をしない、説明責任を果たさない。これこそ議会軽視の最たる例です。恥を知れ! 恥を!」と一喝したことで有名になった。当時は、新米市長のパフォーマンスかと思っていたが、議会と対峙する初志を貫徹しているようだ。安芸高田市の公式YouTubeチャンネルは登録者が激増。登録者は26万人超と、東京都をも上回り、全国自治体トップになったとのこと。小池は、思い付きのプロジェクトや政策を掲げて小池劇場と称されるパフォーマンスを繰り広げているが、その政策に一貫性が無く、大盤振る舞いで都の財政は底をつきそうだ。一方、石丸にも石丸劇場の気はあるが、立候補の目的は相当異なる。東京の過密解消を追及することで、東京を住みよい街にして、地方の活性化に繋げるのだと主張している。泉房穂元明石市長あたりと手を組めば、当選もあながち夢ではなさそうだ。