音を聴くだけで、副作用無しに認知症を予防出来るスピーカーが開発・実用化されたという。シオノギヘルスケアが販売している「kikippa」だ。2019年に米MITの神経科学者が「認知症のマウスに40Hzの刺激を与えると、脳のアミロイドβが減った」という論文を発表した。その研究を基に開発されたのがkikippaだ。このスピーカーをテレビにつなぐと、テレビの音に1秒間に40回の振動が加わり、40Hzのガンマ波サウンドが出る。スピーカーを通してテレビの音を聞くだけで、脳内のアミロイドβを減らす効果が見込めるという。そう言えば、モーツアルトの音楽の健康効果も有名だ。聴いているだけで、記憶力を高め、認知症を改善させたり創造力を育てる作用があると言われている。自分も単身赴任寮で良くモーツアルトを聴いたものだ。認知症には予防薬のレカネバブがある。しかし、効果は限定的だし、年間500万円もかかる。当面は、非薬物療法に期待したいものだ。
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