イスラエルとハマスの衝突から半年が経った。ハマスが突如イスラエルを攻撃し、200人以上の人質を奪った。イスラエル人が過半数以上と見られている。未だに50人ほどのイスラエル人が解放されていないようだ。一方イスラエルはガザへの攻撃を始めた。ガザ保健省によると、ガザの死者数は3万3000人以上、負傷者は7万5000人以上で、ガザ人口の75%に相当する170万人のパレスチナ人が家を追われたとのこと。しかもエジプト国境から搬入される支援物資の量はまったく足りず、餓死寸前だ。ネタニヤフがガザの軍事作戦を始めたときの目標は「人質の奪還」と「ハマスの壊滅」だった。だが「人質の奪還」と「ハマスの壊滅」の関係は裏腹にある。人質の奪還を優先すれば軍事作戦が制約され、ハマスの壊滅を優先すれば人質の身は危険にさらされる。イスラエルが攻撃を続けているということは、ネタニヤフは人質の命を軽く見ているということだ。そもそも、ネタニヤフは、2023年10月7日ハマスがイスラエルを攻撃することを事前に知っていたと言われている。ネタニヤフは攻撃を防げなかったのではなく、ハマスを攻撃する理由作りのため、わざと防がなかったのだ。従って、ネタニヤフが首相でいる限り、パレスチナ人へのジェノサイドは続くことになる。イスラエルは、もうアウシュビッツを非難出来なくなるはずだ。
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