日産自動車が公正取引委員会から勧告を受けた。36の下請業者に支払うべき下請代金から割戻金として30億円超を減額していたことがバレてしまったからだ。テレビ報道によると、このままでは将来が見通せないと察した下請業者が、切られるのを覚悟で告発したという。日産のやり口は極めて悪質だ。まず、価格を決めずにギリギリの納期だけを設定する。品物と請求書が納入されてから、請求額の2~3割の減額を求める。下請は、次の仕事が来ないと困るので、渋々要求に応じる。更に、その上に年に数回、協力と称して減額を求めるという。でも下請業者は、日産には逆らえない。これが続いていたのだ。日産にはカルロス・ゴーンの怨念だけが生き残っていたのかもしれない。と思っていたが、そうではない。下請業者によると、日産に限らず日本の自動車メーカーは何処も同じだと言う。トヨタは日野もダイハツも不祥事を抱えている。更に下請業者もいじめていたのだ。自動車産業は日本の基幹産業とは言うが、種を明かせばこの為体なのだ。豊田章男トヨタ会長は、テレビできれい事を並べているが、実態を知ってからテレビに出直すべきだと思う。所詮ボンボン。
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