大山鳴動して鼠一匹と言うが、政治倫理審査会は何も明らかにされず空振りで終わった。予想通りの結果であった。国民の誰しも期待していなかった政倫審は、自民と野党とマスコミが騒いだだけの茶番劇だった。元々政倫審は犯罪者が弁明するだけの場だ。犯罪者が「自分は犯しました」などと告白するはずがない。そうと知りながら鬼の首を取ったように騒ぐ野党のパフォーマンスは最悪だ。もし、野党が本腰を入れるのであれば、参考人招致、証人喚問に移し、力を入れるべきだったと思う。更に言えば、時効とはいえ、裏金システムを作り上げた森元総理を引っ張り出すべきだった。一方で、夕方のテレビに顔を出した辻元清美代表代行は、裏金の問題よりも岸田の解散権を如何に阻止するかを重点に国会活動をしていると主張していた。まさに、今の政治はゲームそのものと言える。騒いだ方にポイントが入る。真っ当に日本の政治と向き合っている政治家が、もしいれば、この茶番劇がどのように映っているのだろうか。
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