日刊ゲンダイの記事「西川のりおが松本人志問題にモノ申す」に清涼感を覚えた。西川のりおと言えば、西川きよしの弟子で、あのオレたちひょうきん族でハチャメチャをやっていた人物だ。吉本興業の所属だが、松本人志や吉本興業を鋭い舌鋒で一刀両断している。当初「事実は一切ない」と否定した吉本興業の対応を「初動ミス」とバッサリ。松本にも「シロならキッチリ言えるはず」と会見を促した。芸人は一種の公人だから、公の場で答える義務がある。いきなり裁判沙汰にするのは順番が違う。吉村府知事は決めるのは万博協会と判断を避けたが「ご辞退いただく」と言うべきだ。歌舞伎役者や落語家は戻れる場所があるが、テレビには戻る場所が無い。松本も長引けば戻る場所は無い。最近の芸人は偉い人に気に入られようと損得だけ考えて、自民党派閥の裏金事件と構図が良く似ている。松本が審査を務めているM-1グランプリやキングオブコントなどの賞レースには反対だ。吉本などのお笑い学校の落としどころに過ぎない。芸は永久に完成のない世界で、サグラダ・ファミリアみたいなもの。続けるのも勇気だが、止めるのも勇気。大阪万博はマジで止めるべき。馬場維新代表が「第2自民党でもいい」と言ったが、自民党みたいになれば大阪の人間にソッポ向かれる。批判って好きか嫌いかじゃない。物事に関心がないと出来ない。無関心が一番ダメ。より正直に生きたい。それで好かれるだの、嫌われるだのは、やむなし、と。西川のりおの言い様に何かスッキリした。
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