世の中人手不足だ。新卒採用では学生優位の売り手市場が続いている。売り手市場だけに、内定取り消しが後を絶たないという。そこで企業は「オヤカク」なる技を編み出したとのこと。「オヤカク」とは、採用企業が学生の内定時などに「入社について親の確認を取る」こと。内定通知書を親にも出したり、親向けの内定同意書を作成したりする企業もあるようだ。ベネッセの調査によると、大学生が就職先について「意見を一番重視したい人」は、親が最多だったとのこと。マイナビによると、オヤカクを受けた人は5割に達しているという。入社予定の学生と親をオフィス見学ツアーに招き、会社生活の実情を知ってもらう会社もある。親向けの会社案内を作成し、親に安心感を与えている会社もある。それらの効果で、内定取り消しは確実に減っているという。でも、親の助言を大切にする気持ちは理解出来るが、世代間で価値観は異なるものだ。先ずは、自分で決断することこそ社会人としての第一歩だと思うのだが。
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