何とパー券不正疑惑は自民東京都連に拡大しているという。自民党の東京都支部連合会でも、政治資金パーティ収入の明細不記載が発覚した。東京都連の代表を務める萩生田光一衆議院議員ら3人が東京地検に政治資金規正法の不記載罪など新たに刑事告発された。刑事告発したのは、自民党5派閥のパーティ券収入の明細不記載などを追及している上脇博之神戸学院大学教授だ。自民5派閥のパー券不正と全く同じ構図だという。この問題を最初に報道したのは「しんぶん赤旗日曜版」だ。同紙の指摘を受けて初めて、自民党東京都連は昨年11月に収支報告書を訂正している。しかし、360万円を超える大胆な不記載は代表者抜きに行えるものではない。だから上脇教授は代表、会計責任者、事務責任者と共謀して故意に行った可能性を指摘しているのだ。要するに、自民党はトップからシッポまで、裏金作りに勤しんでいた訳だ。岸田は政治刷新本部なるものを作って、派閥解消を掲げているが、本丸はそこではない。まずは、お金に透明性を持たせることから始める必要がある。
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