政府が大阪・関西万博の会場建設費の増額を受け入れると発表した。誘致当初の建設費は1250億円だったが、2020年に会場デザインの設計変更や暑さ対策などで1850億円に増額し、更に工事費高騰のため2350億円に膨らんだ。当初の約2倍だ。大阪・関西万博は、今からでも中止した方が良い。理由は数々ある。まず開催目的が関西地域の成長の起爆剤だと謳っていること。これでは海外の参加は望めないし、そもそも万博など時代にそぐわない。実際メキシコを始め5カ国が参加の取りやめを言い出した。建設費の見積もりも杜撰だ。既に当初予算の2倍近くに達しており、周辺開発を含めると1兆円規模になると見られている。一体誰が資金を提供するのだろう。会場設定もいい加減だ。会場の中心には日除けのために巨大な木製リングが建設される。完成すれば世界最大級の木造建築物となるが、万博閉幕後には解体し、木材を民間に売却するという。因みに建設費は350億円。壮大な無駄使いそのもの。日本では28年前、経済状況の劇変に直面して、東京での世界都市博覧会を開催1年前に中止した経験がある。今からでも止められるのだ。進める維新も問題だが、援助を決めた政府も問題だ。大阪・関西万博は即止めるべし。
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