東京証券取引所が、二酸化炭素排出量を取引するカーボン・クレジット市場を開設した。排出量取引は脱炭素に向けて政府が推進するグリーントランスフォーメーションGX政策の一環だ。市場取引を通じて二酸化炭素の削減に価格が付くことで、企業の脱炭素投資にインセンティブが働きやすくさせるのが狙いだ。今や温暖化対策としての脱炭素は定説となっている。日本の市場開設が欧州に20年も遅れたことで、この先が危ぶまれているという。でも果たして、温暖化対策としての脱炭素は的を射ているのだろうか。信じない者は人間に非ず的な見方で、世界中に脱炭素化が蔓延している。自分は、いま地球が温暖化はしているが、その主要因が二酸化炭素だとは信じていない。単に宇宙現象に過ぎないと思っている。「バカにつける薬はない:池田清彦:角川新書」の帯には「金儲けは科学的事実を曲げることができるが、科学的事実は金儲けを止めることができないのである」とある。まさに、これが的を射ていると思う。
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